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2016.10.30

膀胱の全摘手術を拒んだ小倉アナ。実際に手術しなくても消えるがんはある

近藤 誠

膀胱の全摘手術を拒んだ小倉アナ。実際に手術しなくても消えるがんはある

 フリーアナウンサーの小倉智昭さんが、今年5月に膀胱がんと診断された際、膀胱の全摘手術を拒んだこと、そして、がんは今も膀胱に残っていることを告白されました。

 小倉さんは手術の代わりに“遺伝子治療”を毎週うけているそうですが、“自費”という点が怪しく、効果はおそらくないでしょう。つまり小倉さんは、がんを放置しているのにほぼ等しいわけです。

 がんを放置した場合にどうなるのか、4回にわたって一般的なケースを検討し、その後に膀胱がんの場合をみてみましょう。
 

 がんが自然に治ってくれたら、消えてくれたら……というのは、がんと診断された方々に共通する願いです。それもあってか書籍やネットには、「がんが消失」「自然に治った!」などのタイトルやエピソードがあふれています。しかし、それらの大半の内容は、種々の民間療法やサプリなどを推奨するものです。

 以前、キノコの一種である “アガリクス”や “メシマコブ”で治癒したというケースを多く載せている “効能本“が多数出版されていました。しかし、薬事法違反容疑で警察が捜査すると、すべてがライターによるでっち上げであることが判明しました。しかしながら、今もサギ療法はあとを絶ちません

 とはいえ自然に縮小し、消失するがんは確かに存在します。縮小したり消失したりする性質のがんが実際にあるのです。

 たとえば、小児がんの一種である“神経芽細胞腫”(しんけいがさいぼうしゅ)が乳児に発生した場合などが、それにあてはまります。

 このがんはタチが悪く、多くが臓器転移のために亡くなります。他方で、特殊な物資を尿中に分泌するので、それを手がかりにすると早期発見が可能です。

 そこで乳児の尿検診が1973年に世界で初めて、日本にて始められました。以来、多数の乳児に神経芽細胞腫がみつかり、ほとんどが手術や抗がん剤で完治しました。

 ところが、です。

 

※第36回へ続く。11月6日(日)公開予定です。

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