子供の頃、大阪に住んでいた時代の思い出です。家にはよく、スチール缶に入った、各種のクッキーの詰め合わせがありました。

 教員をしていた父は勤めに出かけ、母も何かの用事で外出して帰ってこないとき、一人になった子供の私はしばしば、このお菓子の詰まったスチール缶の魔力に魅せられていたものでした。

 わくわくしながら缶のフタを開けると、チョコレートでコーティングされたクッキーやマーブル状のもの、粉砂糖で化粧したものなどが、入っています。

 はじめの動機は、子供らしい簡単なものです。すなわち、「2~3個くらい食べても、バレないはず」と。

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