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2016.10.19

そもそも、プレゼンとは?vol.1

数学教師に学ぶ、プレゼンテーションの超基本

深沢 真太郎

数学教師に学ぶ、プレゼンテーションの超基本

 いつもと違う視点で“プレゼンテーション”を眺める

こんにちは。ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
ここまで連載をお読みいただきありがとうございます。

今回からはこの連載3番目のテーマ、「プレゼンテーション」にお話を進めてまいります。
1番目のテーマであった定量化、2番目のテーマであったグラフ化。いずれもその仕事の行き着く先は、「誰かに説明して納得をもらうこと」になるはず。やはり、私たちにとってプレゼンテーションというテーマは極めて重要ですね。

ところで、もしかしたら今あなたはこう思っているかもしれません。

「ビジネス数学の人が、なぜプレゼンを語れるんだよ?」

たしかに、プレゼンテーションの専門家は世の中にたくさんおりますし、私よりプレゼンが上手な人もたくさんいるでしょう。
しかし、あなたは私の専門とする「数学的な視点」でプレゼンテーションを眺めたことはあるでしょうか。

何事もそうですが、少し違う視点で見たときに新たな発見があったり、少しモヤモヤしていたことが腹落ちしたりすることはありませんか。
ぜひ今回から数回は、いつもと違う視点でプレゼンテーションというものを眺めてみてください。数学的な視点で。

 

数学的な視点で“プレゼンテーション”を定義する

そもそも、プレゼンテーションとは何でしょうか。
もちろん専門家ごとに違う定義があることでしょう。私はビジネス数学の専門家としてプレゼンテーションをこう定義します。

相手に伝えることで、「なるほど」と思わせる行為

たとえば新規案件を推進するか否かを社長にプレゼンテーションする場があったとします。その時のゴールは、相手である社長に「なるほど。じゃあキミにその新規案件を任せよう」と言わせることでしょう。あなたがイメージするプレゼンテーションの定義と、ほとんど相違ないのではないでしょうか。

ゆえに、この連載においてもこの定義を使わせていただきます。

優秀な教育者から学ぶプレゼンの基本姿勢とは

かつての算数や数学の授業を思い出してみてください。
苦手だった方には少々イヤな気分にさせてしまうかもしれませんが、ほんの少しだけですのでお付き合いください。

ひとつ質問。当時の先生は、授業の最初にいったい何をしていたでしょうか。

「今日は台形の面積を求める方法について勉強します」
「いまから連立方程式の解き方を2つ学びます。まずは代入法から」
「いよいよ今日から数列という単元に入ります。まずは等差数列から」

こんな感じで、その日何をするのかを最初に定義したはず。当然です。その定義をしないことには、生徒は何を説明されているのかわからないまま授業を聞かないといけないから。
そして、優秀な教育者であれば必ずこのような「今日のゴール」の提示もしたはずです。

「面積を求める公式を覚えるのではなく、その理屈を理解すること」
「代入法と消去法、どちらでも解けるようにしておくこと」
「等差数列と等比数列の一般項と和を求められるようにしておくこと」

生徒はその授業で何が理解できればOKなのかが明確になり、先生と生徒が同じゴールを目指して時間を過ごせます。そして、先生は最終的に生徒をゴールに導き、「なるほど」と思わせます。
「わかりやすい!」と言われる授業、「今日の内容はわかった!」と思わせられる授業とは、こういう基本的な仕事をしっかりやった結果なのです。
 

わかりやすい話をする人は、冒頭に定義とゴールを伝えている

ところが、この当たり前のことがビジネスシーンになると当たり前ではなくなります。

(1)今から何を話すのかを伝えないまま、話がスタートする。
(2)何をゴールにするのか伝えないまま、プレゼンがスタートする。

たとえば私が預かる企業研修において、参加者に「何でもいいから3分間プレゼンをしてください」と振ったとします。私が何も言わなくても(1)と(2)いずれもしっかり伝えることができる人は10人のうち1人か2人です。

今からするプレゼンを定義せず、ゴールも提示しないことには相手は何を説明されているのかわからないまま話を聞かないといけません。どこに向かっている話なのかもわかりません。結果、この人の話は「わかりにくい」「着地が見えない」になるのです。聞かされるほうは、それは大変でしょう……

こんな当たり前のことを忘れてしまうビジネスパーソンを見ていると、“もったいないな”と思います。損をしてしまっているなと。

 

イケてるプレゼンテーションは、数学的である

私はかつて学生として、数学の授業をたくさん見てきました。
私はかつて講師として、数学の授業をたくさんしてきました。
私はいまビジネス数学の専門家として、ビジネスパーソンの教育現場で数学的にプレゼンテーションをしています。

研修やセミナーで私がするプレゼンテーションを見た参加者からは、このような言葉をよく頂戴します。

「深沢先生のプレゼンの仕方やスライドの見せ方がとても勉強になりました!」
「正直、ビジネス数字の話は知っていることばかりでした。でも、先生の説明の仕方はとても参考になった」(苦笑)

まあ半分はリップサービスかもしれません。でも、少なからずこのようなお褒めの言葉を頂戴することは事実です。
ということは、深沢真太郎という“数学的な人物”がしている説明の仕方や伝え方は、もしかしたらあなたにも役立つものなのかもしれません。

イケてるプレゼンテーションは、極めて数学的である。

次回からはこの1行を軸にして、良いプレゼンテーションの秘密を数学的に迫ってみたいと思います。ぜひご期待ください。

 

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『1分かかる説明が5秒でおわる“伝わる数字”のつくり方  
 人を動かす!数学的コミュニケーション術1』

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深沢真太郎の公式ホームページ http://business-mathematics.com

フェイスブック https://www.facebook.com/sugaku.fukasawa/
 

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