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2016.10.23

第8回

女子高生が企画した援交トーク

平野 悠

女子高生が企画した援交トーク

■1996年9月4日(水)女子高生企画2days Part1「アウトサイドポップティーンナイト」【出演】鶴見済/鈴木邦男/西川その子/宮原久美子(現役“家出”名門女子高生)/井川直子(17歳無職)

■9月8日(日)昼 女子高生企画2days Part2「女子高生大討論会」【出演】柳川圭子/伊藤痲由子/現役女子高生多数

 

「女子高生」って聞いて思い浮かべるものは? 茶髪、ルーズソックス、プリクラ、コギャル語、テレクラ、援助交際……いやいやそんなの東京だけの話だよ、などなど、いろいろある。

 ただ、この時代「女子高生」という言葉、あるいは現象が、マスコミを、そして社会を賑わせていたのは事実だ。この時代の女子高生はルーズソックスが基本。伸ばすと自分の身長ほどあった。化粧はあまりしてなかった。ピアスもはやっていたようだ。

 この数年「女子高生」という言葉、あるいは現象が、マスコミをそして社会を賑わせていて、テレビ朝日の『朝まで生テレビ』でも7月12日放送分で「女子高生とニッポン」というテーマが取り上げられたほどだ。

 しかし、朝生に動員させられた50人あまりの現役女子高生たちは「なんでウチらに、もっと発言させないんだ」と不満爆発。朝生で話された内容は女子高生と援助交際、ドラッグなどについてだ。高校生らは自分たちも発言ができるということで参加したのだが、実際はパネラーがしゃべり続けるばかり。

 しかもパネラーたちは、女子高生はみんなウリ(売春)をしていると最初から決めつけて議論していた、と高校生の柳川さん。女子高生を十把ひとからげにして進められた話に腹が立ったのだという。

 じゃ~自分たちの朝生をやって思い切りしゃべろうということで、ついに自分たちが主催の「女子高生大討論会」企画がロフトプラスワンに持ち込まれた。

 やはり藤井良樹(中森明夫、宮台真司等が参加)が主催する「独立夜間学校・ライターズ・デン」に群がる高校生たちが主に企画を組んだ。

 9月8日ロフトプラスワンの真っ昼間に、10社以上のマスコミ取材陣を含めて100人を超える客が女子高生の肉声を聞きに集まった。

 テーマはマスコミで話題になっている「女子高生売春」。座席を設けることができないほどのギュウギュウ詰め、全員立ち見だった。TBSのニュース23の筑紫哲也の番組でも放送された。

 場内は熱気にあふれていて、怒号の飛び交う4時間半だった。女子高生VS聴衆の大部分だった大人とのケンカという感じ。『朝ナマ』のビデオを見て「どの発言がムカついたか」という女子高生がそれぞれ不満を言うところから始まった。

 だが、一向に議論に発展せず、女子高生の雑談が続くばかり。あげくに「おなか減った~」という発言も……。業を煮やした客が「君たちはチョームカツク以外の意見はないのか」というような挑発的な質問をしたのを皮切りに、ケンカになっていった。

(客)「そういう行為(売春)が女として恥ずかしいと思わないんですか」
(女子高生)「ウチらがやってるって決めてんの?」
(女子高生)「ウチらにはカンケーねぇんだよ」

 といった感じで、真摯な討論があまりなくあっけなく終わってしまったのは残念だったが、やはり女子高生が人前でしゃべり始めたというのは画期的だと思った。

 それから何回か女子高生主催のイベントを開いたが、意味のあるイベントではなく、警察から追われている高校生までやって来て大混乱という風になって行ったが、店側はそ~っと裏から高校生を逃がしていた。

 
※次回は「サエキけんぞうロックを語る」です。 

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