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2016.10.14

難関試験を前にしても絶対に折れない心の作り方

鬼頭 政人/佐藤 大和

難関試験を前にしても絶対に折れない心の作り方

 開成中学・高等学校から東京大学を卒業し、司法試験にも一発合格した弁護士の鬼頭政人さん。著者『結局、ひとりで勉強する人が合格する』(幻冬舎)でそのノウハウを惜しみなく公開し、話題となっています。

 今回の対談では同じく弁護士で、『ずるい暗記術――偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を執筆した佐藤大和さんを迎え、一生役立つ勉強法や司法試験合格後の心構え、そして恋愛と受験についても語っていただきました。第2回は「やってはいけない無駄な努力」と、試験に向かう前に「折れない心の作り方」についてです。(構成:向山勇)

 

 佐藤  バスケットの選手でも、サッカーの選手でもそうですけど、結果を出すための練習方法って必ず存在しますよね。それは勉強も同じだと思うんです。多くの人たちはそれをせずに、自己流で結果が出ない努力をしてしまう。結果が出ない努力ほど、無駄なものはないですよね。

 鬼頭  そうですね。僕も、ティップスを言い始めたらいっぱいあるし、別に青ペンで勉強しようが、方眼ノートで勉強しようが、何でもいいと思っているんですよ、ぶっちゃけた話(笑)。「それは、自分で取捨選択してね」と言いたいんです。

 佐藤  そうなんです。勉強法ってたくさんあるから、自分に合った勉強法を組み合わせることが大切ですね。実は僕も、『ずるい暗記術』をあみ出したときに、最初に始めたのは、勉強法の本をたくさん読むことでした。民法の本とか憲法の本を読む前に、勉強法の本をたくさん買いましたね。

 鬼頭  そうだったんですか。

 佐藤  その中で、自分なりの勉強法を確立してから勉強を始めたので、ヤンキー出身の僕が、東大生、京大生をごぼう抜きにして、司法試験でも民事系で上位5パーセント以内で合格できたんです。

 そこでわかったのは、天才・秀才に勝つためには、しっかり戦略を立てて勉強することが大事だと。多分、天才・秀才型の方々って、本能型なんですよ。僕は自分の頭が悪いことはわかっていたので、孔子みたいに戦略を立てて、自分の立ち位置を俯瞰的(ふかんてき)に見て勝っていくやり方なんですよね。鬼頭先生はどうでした?

 鬼頭  僕自身は、正直、勉強法の本とかって読んだことなくて。合格体験記とか読んでも「そうは言っても、お前のメソッドやろ」って思っちゃうんですよ(笑)。

  

 ★「見た瞬間、答えがわかる」猛者に囲まれて発見したこと

 

  

 鬼頭  僕は自分なりに考えて「やっぱり論文書くのが一番早いな」って思ったんですよね。「論文で試験されるのに、論文を書かないと、書けるようになるわけないじゃん」と思って。

 佐藤  確かに。

 鬼頭  それって、運動と一緒で本番に近い状況でやらない限り、本番のパフォーマンスが上がりませんよね。

 佐藤  その通りですね。

 鬼頭  論文は、それまでの受験経験にないものなので、ここはやっぱり迷いはしましたよね。そこで先に合格した人の答案を見ることはやりましたけど「あ、こんな程度でいいんだ」と参考にする程度でしたね。だから、いわゆる勉強法について深く研究したことはないですね。どちらかというと今のビジネスを始めて「あ、できない人って、ここでつまずくんだ」ということがわかった感じですね。

 佐藤  そういう意味では鬼頭先生はまさに本能型ですね。

 鬼頭  開成中学の入試から僕はずっと戦いの中にいたからでしょうね。だから、本能型というか、悩みが来る時期が早かったんだと思いますね。

 佐藤  でないと、勝ち抜けないっていうことだったんですよね。

 鬼頭  小6のときに入った塾の「開成特別コース」という所が化け物の集団だったんです。算数なんかだと「見た瞬間、答え分かります」みたいなやつばかり(笑)。本当に天才なんですよ。僕が問題を読んでる間に、答えを出しちゃうんです。

 佐藤  おぉ。それはすごい(笑)。

 鬼頭  だから「これ、勝てないな」と思って、僕はちょっと心を改めました。「勝つのは無理だけど、とりあえず、こいつらくらいになるのには、どうしたらいいんだ?」と思うようになったんです。

 そこで考えたのですが、「総合点で勝とう」と決めたんです。そのためには「やっぱり苦手科目をやったほうが効率いいよな」とか、いろいろ考えましたね。

 佐藤  確かに。85点を95点にするのって、やっぱり難しいじゃないですか。でも、50点を85点にするのは、ちょっとした労力でできる。でも、意外にみんな苦手科目をやらないし、言い訳が多いんですよね。

 鬼頭先生は「レベルの高い人と触れ合うべきだ」と書いていますよね。確かにその通りで、すごい方々と接することで、追いつこうという意識が生まれるじゃないですか。で、それを追い越したいという意識。これが、自分を成長させてくれるのかなと思います。

 鬼頭  そうですよね。例えば経営者には、すごい人がたくさんいます。スティーブ・ジョブズにしても、イーロン・マスクにしても。一日で一兆円とか売り上げちゃったりしますから。それを「別世界の人だから、関係ないや」と思って諦めると楽なんですけど、ある意味、自分の選択肢とか可能性を削いでいますよね。すごくもったいないです。

  

 ★「戦闘力5」でも、戦略があれば敵は倒せる

 

  佐藤  本当にもったいないですね。そうは言っても僕も凡人からスタートして、言ってみれば「戦闘力……たったの5か……ゴミめ」っていう状態からスタートしたんですね。

 そこで感じたのは、あきらめる前に戦う意志が大切だってことです。司法試験を「魔人ブウ」(注:漫画『ドラゴンボール』に登場する史上最強の敵)だとすると、最初から「魔人ブウ」を倒そうとするんじゃなくて、「魔人ブウ」を倒すためにどうしたらいいかっていう戦略を作っていけばいいと思うんです。

『ドラゴンボール』の中でも、孫悟空は「魔人ブウ」と戦う前に、「ベジータ」→「フリーザ」→「人造人間」……と段階を踏んでいますよね。多くの人たちは、最初からてっぺんを見すぎてしまって、そこで戦おうとするから、心が折れるんです。自分の戦える相手から倒していけばいいんです。

 鬼頭  僕は、「諦めるマインドって何なのかな?」って思うと、基本はセルフイメージだと思っているんです。「自分ならできる」と思うか「いや、俺じゃ無理でしょ」と思うかで変わってくる。「自分ならできる」と思っている人って、根拠なくそう思える人もたまにはいますけど、基本は成功体験の積み重ねなんですよね。

 佐藤  本当にそうですね。どんなに小さな成功でも、積み重ねていけば必ず自信につながりますから。

 鬼頭  「自分はこれをやってきて、できたんだから、ちょっとハードな目標もできるんじゃないか」って思えて初めて戦略を考え始められると思うんですね。

 例えば僕が今「マラソンを二時間で走れ」と言われたら、絶対無理なんで、それに向けた戦略なんて立てられないですよね。だって、「世界記録を10分塗り替えろ」って言われているわけですから。

 でも、自分が今、2時間半で走れるとして「2時間20分で走るにはどうしたらいいか」と言われたら、戦略は立てられる。そこに行くまでにも、もともと4時間だったのが3時間半になり、という段階があるはずです。誰にでも、今の現状とそれに対する「成功体験」の積み重ねがあれば、「いずれ、そこの『ブウ』でも行けるんじゃないか」と思えるようになりますね。

 佐藤  そうですね。まずはその一歩を踏み出す勇気が大事だってことを伝えたいですね。

  

 次回は17日公開予定です。お楽しみに。

 まさかの恋愛話にイケメン弁護士もタジタジ!?

 

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 関連書籍 

 鬼頭政人著

『結局、ひとりで勉強する人が合格する』

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 佐藤大和著

『ずるい暗記術―――偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』

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