伊豆天城山で女たちの駆け込み寺「サンガ天城」を運営し、たくさんの悩める女性を救ってきた尼僧・戸澤宗充さん。新刊『すべてを喜びとする。駆け込み寺庵主の「引き寄せ」問答』より、頑張ってるあなたの小さなモヤモヤをすっきり解消する問答をお届けします。


「夫との仲が冷え切っています」→ イヤなところは見ない

何十年も一緒にいれば、イヤなところが見えてくるのは当然です。イヤなところはみんな持っているんだから、それは見ないようにしましょう。仲よく暮らすコツは、イヤなところを見ず、いいところを見つけて、それを何十倍にもふくらませること。
私の夫のいいところは、「尊敬できる」ということでした。尊敬できれば、生き方に共感ができますから、多少ごたごたがあってもやっぱりついていこうと思えます。「この人の、こういうところがイヤ」って、イヤだイヤだと思いながら生きるより、いいところに目を向けて、感謝しながら生きましょうよ。そうすれば、幸せになれますよ。

 

「仕事と家事の両立が大変です」→ 継続することで成長する

私は高校を卒業してから、ずっと茶道を続けているおかげで、助けられたことがたくさんあります。人生を通して、何かを継続するということは、人を成長させてくれるんですよね。まさに「継続は力なり」です。だから、「仕事を辞めて専業主婦になるほうがいいか?」と聞かれれば、「仕事は続けたほうがいい」と答えるでしょう。
もちろん、色々なケースがありますからね、子育てや介護などで、辞めざるをえないこともあると思います。でも、それらのお役目も、必ず終わりを迎えます。だから、そのときに「私の人生、なんだったのかしら」とは思わないように生きてほしい。仕事じゃなくて、習い事でもいいですよ。世間と交わりながら、自分を成長させられる何かに、身を投じていただきたいのです。

 

「夫が暴力をふるいます」→ 直らないから逃げる

駆け込み寺で一番多い悩みは、DVについてです。夫や親から、中には子どものDVから逃げてきた70代の夫婦もいました。
ほとんどのDVは、連鎖します。親に暴力をふるわれて育ったら、その子どもが親になったとき、同じような家庭を築いてしまうのは仕方のないことかもしれません。残念なことに、これは直らないんですよね。だから、ご主人が、あなたや子どもに暴力をふるっているなら、逃げるしかありません。ご主人を捨ててください。そして、自分と子どもを守るのです。
 

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