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2016.10.20

第5回

俺に是非を説くな 激しき雪が好き――野村秋介墓碑の句

山平 重樹

俺に是非を説くな 激しき雪が好き――野村秋介墓碑の句


「国家権力が最も恐れた男」は、〈自らの掟〉に忠実だったがために自決した。

平成5(1993)年10月20日、朝日新聞東京本社役員応接室で、野村秋介は2丁拳銃の銃弾3発で心臓を貫き自決した。

前年7月の参議院選挙期間中、週刊朝日が野村を代表とする政党・風の会を揶揄。風の会は選挙で22万票を集めたものの一人の当選者も出せずに終わっていた。

なぜ自決したのか?10月20日なのか?そもそも周囲の反対を押し切って参院選に出馬したのか?――

彼の人生を決定づけたある特攻隊員との8歳での出会いから、偉大な明治男である父の影響、青春の横浜愚連隊時代、豊富な人脈との幅広い交遊、口舌の徒を嫌い自らの肉体をもって常に行動する〈肉体言語〉の思想、経団連事件・住友不動産会長宅襲撃事件・河野一郎建設相邸焼き打ち事件・フィリピン石川重弘救出事件の真相まで、最も近しい作家が書き尽くした、美学と情念で貫かれた民族派の巨星の劇的人生!

 

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