娘や女子と呼ばれる時代をすぎ、中年になって楽だなぁと感じるのは、チカンやボウカンの心配がなくなったことです。女子でもない、熟女と呼ぶほどの艶もない、かよわき老女でもない現在の中年期は、女の人生のなかでいちばん安全な気がします。

 心配性の母の血を受け継ぎ、若いころからチカンの心配をして暮してきたものの、実際に被害にあったことは、幸か不幸か、一度もありません。ここから先は、私がチカンから見ても女として魅力的ではないという事実はいったん横に置いて、筆を進めさせていただきます。

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山田マチ『ひとり暮しの手帖』

希望小売価格:400円(税別)
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実家をはなれて、およそ20年。
これまでも、きっとこれからも、ひとり暮し。
ここには、ひとり暮しのいろいろなことを書きつけます。
このなかのどれかひとつくらいは、あなたの心に届くかもしれない。
いや、ぜんぜん届かないかもしれない。
そんなふうな、これは、ひとり暮しの山田の手帖です。

 


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