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2016.10.27

意外と簡単に揃えられる、盆栽用の道具たち

山田 香織

意外と簡単に揃えられる、盆栽用の道具たち

「盆栽」のある暮らしとは、安らぎはもちろん、どちらかというと犬や猫たちのように、ペットとの暮らしに似ています、なぜなら盆栽も「生きている」から──そうおっしゃる盆栽家の山田香織さん。
四季折々にさまざまな表情を見せてくれる盆栽に、あなたもチャレンジしてみませんか?
これまでの盆栽と違って、より気軽に、現代風に楽しめる、山田さんが提案されている「彩花盆栽」の作り方を、初心者にもわかるよう解説されているのが『知識ゼロからの彩花盆栽入門』です。その一部を、全6回にわたってご紹介します。
第1回の今回は、盆栽作りの基本である「道具」と「鉢」についてです。

*  *  *

 
道具を揃えましょう

特殊なものは必要ありません
彩花盆栽をつくるための道具を揃えましょう

 

 彩花盆栽をつくるために、最低限必要なのが下記で紹介している8種類の道具です。園芸店に行くのが初めてという人でも、彩花盆栽がつくれるおすすめの道具です。

 日曜大工などに使う工具でも代用できるものがありますので、無理に買い揃えなくても大丈夫ですが、はさみだけは園芸用のものを準備しましょう。

 彩花盆栽に使うはさみは、根を切るための「根切りばさみ」と、枝葉を切るための「剪定ばさみ」があります。市販の花切りばさみでも代用できますが、できれば盆栽用のものを揃えておくと使いやすくて便利です。

 そのほかは、枝の形を整えるために使う針金を、ねじったり、切るための道具と、植え込むのに使う丸箸、ピンセット、土を入れるための容器、水を与えるじょうろです。

 また、はさみ類は、使った後に水けや汚れをよく拭(ふ)き取ると傷まずに長く使えます。園芸店などで道具を買い揃えるときに、「松ヤニ取り」「サビ取り」「潤滑油(じゅんかつゆ)」などを一緒に揃えておくと便利です。

 

道具を選ぶポイント

1.最低限8種類の道具を揃えよう
2.代用できる道具でも大丈夫
3.はさみの手入れをする「松ヤニ取り」「サビ取り」「潤滑油」を揃える

 

最低限必要な8種類の道具

●剪定ばさみ

 細い枝葉を切るためのはさみで、細かい部分でも切れるように刃先や刃が細めにできています。

 

●根切りばさみ

 草木の根や太い枝などを切るためのはさみです。切り花用の花切りばさみでも代用できます。

 

●やっとこ

 枝や幹に針金を巻いたり、ねじったりするのに使う道具です。ペンチでも代用することができます。

 

●針金切り

 樹形を整えるために使う針金を切るための道具です。ペンチやニッパーなどでも代用することができます。

 

●丸箸

 根をほぐしたり、鉢に用土を入れるときなど、1本あると重宝します。角箸よりも丸箸のほうが滑りがよく使いやすいです。

 

●土入れ

 鉢に土を入れるときに使う道具で、サイズがいろいろあります。ペットボトルを斜めに切ったものでも代用できます。

 

●じょうろ

 水やりで草木を傷めないためにも、先端にはす口がついたものを選びます。銅製のものは、水道水の塩素や雑菌などを除去する働きがありおすすめです。

 

●コテつきピンセット

 最後部にコテがついたピンセットで、用土に苔(こけ)をはりつけたり、小さな枯れ葉などをつまむときに使います。コテの部分は用土や苔を押さえるために使います。

 

 

 
初めての鉢選び

盆栽づくりは「鉢選び」がはじめの一歩です
「鉢」は草木をより美しく引き立てる舞台なのです

 

 盆栽の世界には「鉢合わせ」という言葉があるように、鉢(盆)と植物(栽)はどちらも同じぐらい大切です。

 はじめはどんな鉢を選んだらよいか迷ってしまいますが、鉢選びにルールはありませんので、好みの鉢を選べばよいでしょう。しかし、鉢底穴(はちぞこあな)があり、高台(こうだい)や脚のついた鉢でないと通気性と排水性が悪くなり、植物は根腐れをしてしまいます。

 また、デザインや形状によってバランスよく仕立てるのが難しい鉢もありますので、最初はオーソドックスな形のものや見た目がシンプルなものを選ぶのが基本です。

 最初の鉢としておすすめなのは、陶器製で丸い形、5センチ以上深さのある鉢がバランスを取りやすいです。ほかには、楕円(だえん)形や長方形などもよいでしょう。逆におすすめできないのは厚みのある鉢で、存在感が強く重たい印象を与えるため上手に仕上げるのが難しくなります。磁器製の鉢や、器の内側にまで釉薬(ゆうやく)のかかったものもやめておきましょう。このような鉢は見た目はきれいですが、通気性が悪いのでよくありません。

 

鉢選びのポイント

1.鉢底穴があり、通気性と排水性のよい高台や脚のついた鉢
2.オーソドックスな形のものや見た目がシンプルなもの
3.丸い形の陶器製で、5センチ以上深さのある鉢 

 

おすすめの鉢の種類

 最初に選ぶ鉢は、小さめの丸い鉢が盆栽のバランスが取りやすくておすすめです。

 

●丸鉢

 内側に釉薬のかかっていない陶器製の丸鉢は、安定感もあり初心者でも扱いやすい鉢です。サイズが大きめのものは寄せ植えに向いています。

 

●深い鉢

 深さのある鉢は、つる性の植物や、枝が垂れるような形の素材に適しています。上から下への流れや、植物の力強い姿を表現することもできます。

 

●浅い鉢

 深さがなく浅い鉢は植物を大きく見せる効果があり、寄せ植えで景色を表現するのに適しています。用土が少なくなるので栽培管理には注意が必要です。

 

鉢底穴と水切りがあるもの

 彩花盆栽の鉢選びで気をつけたいのが、排水性と通気性を確保することです。鉢の底に水が抜ける鉢底穴があいていないものや高台に水切りがない鉢は、鉢の中に水が溜(た )まってしまい、根腐れや病害虫を招きやすいので選ばないようにします。

 鉢の底に鉢底穴があるもの、高台に水切りのあるものを選びましょう。

 

鉢を正面から見て選ぶ

 盆栽には「表と裏」がありますが、鉢にも正面というものがあります。鉢の正面を見極める基本は、まずは模様、景色がよい面を正面として水切り用の溝が正面にこないようにします。

 

正面

 鉢の水切りが見えない場所が正面になります。この向きを基準にして苗を植えつけます。

 

裏面

 鉢の水切りが正面に向くと、観賞する際に見た目がよくありませんので、避けるようにしましょう。

 

※次回は、苗の選び方と土の準備についてご紹介します。更新は10月30日(日)です。お楽しみに。

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山田香織さんの作品や、彩花盆栽教室について知りたい方は、以下をご覧ください。

盆栽清香園HP

盆栽清香園フェイスブック

清香園スタッフブログ

清香園5代目 山田香織の盆栽日記

日本橋清香園スタッフブログ

 

山田香織『知識ゼロからの彩花盆栽入門』

家で楽しむ小さな大自然。初心者でも失敗しないつくり方、
育て方。これまでの盆栽と違い、より気軽に、現代風に楽しむ
ために著者が提案している盆栽の新しいスタイルを紹介。

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