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2016.09.13

第12回

真っ白い壁ってステキです!

中村 文

真っ白い壁ってステキです!

ついにお店がオープンしました! 緊張の初日は近所の小学校が休校になるほどの台風の予報、ですがお天気はなんとか持ち直し、お客さまにも来ていただけました、感動です。しかしながら、この連載は、ようやく店舗作りが再始動したばかり! まだまだお付き合いいただければ幸いです。

さて、床を塗り終え勢いづいた私たち、次は壁にとりかかります。どうやってギャラリーの壁を作るかということは、改装当初から悩んでいました。ギャラリーの壁は、現状ではだいぶ古くなり茶色くなってしまっている壁紙が貼られた石膏ボードがメインです。最初は壁に断熱材や防音材を入れ板で塞ぎ白く塗る、という方向で考えていたのですが、(期せずしてのんびり)4ヶ月近く暮らしてみた結果、主に隣家への配慮として考えていた防音は、もともとそれほど大きな音を出すつもりもないですし、ひっきりなしに車が行き来する国道一号線に面していることもあり、必要なさそうだと判断。それならばコストや日程を考えると、現在の壁をペンキで白く塗る、というシンプルな方法が一番ではないかという結論になりました。

壁に塗る塗料は「スズカファインAEPクリーン70」という、つや消しの白い樹脂塗料に決めていました。tサンも個展などでお世話になったことがある新宿眼科画廊さんが使っているという情報を得ていて、壁の雰囲気が理想的だったので使いたかったのです。

商品を検索すると「クリーン60」というのと「クリーン70」というのがあって、20kg入りの缶で1000円程度しか違わないものが出てきました。その違いがよくわからなかったので、メーカーさんに直接電話して聞いてみました。「60と70の違いってなんですか?」などという素人質問に戸惑いつつも、営業担当の方が親切に対応して教えてくださいました。2つの番号の違いは「70の方が上等、ということです」とおっしゃっていたので、仕上がりがよりキレイらしい上等な方を選びました。

店舗に入って正面にある小上がり前の扉は、片側に板を張り塞ぎ、そこも飾れる壁面として使うことにしました。いつものロイヤルホームセンターで板を買ってサイズカットしてもらい、持ち帰ってはめてみるとほんの5mmほど大きくて入りません! そこでtサンが丸ノコで薄く削ったら、ぴったりはまりました。最初はおっかなびっくり使っていた丸ノコだったのに、いつの間にかすっかり慣れて使いこなせるようになっていたことで、助かりました。丸ノコえらい! あ、tサンもすごい!

店舗の壁面は、石膏ボード、モルタルむき出し、下地の板、木の桟などざっと見渡しただけでも様々な材質のものが使われています。それらを一度同じ素材の塗料で全部塗ってみよう、それからうまくいかないところは改良していこうという作戦でいくことになりました。試し塗りしてみると、石膏ボードも白くキレイに塗れるし、塗り重ねると凹凸が目立たなくなるので、なかなか良いかも?

壁塗りの予定は、床をなんとか塗り終えた2日後だったのですが、まさかの台風接近で延期になり、そのまた2日後に決行となりました。お手伝いに来てくれた3人の友人たちは、フリーのデザイナーさんや漫画家さんだったので、急なスケジュール変更にも柔軟に対応してくれて本当に助かりました。

当日は床塗り日と同じくなかなかの猛暑。皆が到着する前に養生は済ませておきたかったのですが、間に合わず手伝ってもらうことになり、それだけで汗だくです。終わってからのビール、それから大磯の美味しいお魚をニンジン……いえ、心の糧に頑張っていただきました。

途中に休憩をいれつつも、夕方頃には2回目の塗りも終わり、おかげさまで無事に壁塗りは終了です。人数が多いと本当に作業が早くて助かります! 下の方のコンクリートむき出しだったところや、天井があった桟の上にはみ出していた下地の板なども塗ったのと、白色の効果で空間がとっても広く感じるようになりました。真っ白い壁、いいなぁ。

これで大きな作業は終了かな……、いえ、まだ鉄板の壁部分の塗装と、棚などの什器の作製、それから椅子やテーブルなどをどうするか、などやることは山積みなのです。これがオープン予定日から3週間前のこと。まったく間に合う気がしませんが、振り返ればこの頃はまだまだ余裕があったな、と思います。まだ必死度が足りなかった私たち、大変なのはこれからなのでした。

ところで、突然ですがこのオープン前のドタバタしている時期に導入した、tサンと私の連絡メモがとっても便利でしたのでご紹介します。「Google Keep」というアプリで、Googleアカウントは必要なのですが、グループでメモを共有できるのです。

お互い思いついたことをその場で言っても、相手に聞く余裕がないと、素直に検討できなかったりして、双方イライラ、なんてこともありました。また、「アレとアレ、買わないとね」「そうだ、買おう」という会話もいつの間にか忘れ去られてしまうことが多いのです。いざお店にいっても、各自のメモだけだと買い忘れなども発生し、いくら近いロイヤルホームセンターといえども1日に2回も3回も行くのは大変なので、共有の買い物リストを作って、買ったものはどんどん消していくと、とても分かりやすかったです。

チェックリスト形式のメモにもできるので、各自の「本日の作業」を並べて書いておいて、それぞれやるべきこと、協力すべきことを考えながら予定をたてられました。開店後の今でも、改良すべき点を思いついたり、お花を頂いたリストを作ったり、引き続き活用しています。

さて、次は店内の雰囲気作りに重要な、家具や什器のことを考えます。それではまた!

小上がりに上がるところの扉は、片面を塞いで作品を飾れる壁面を増やすことにしました。もちろんロイホ(ロイヤルホームセンター)で買った板(右端に写っているもの)を張ります。

 

塗装の成功は養生にあり!ペンキ塗りって半分以上の作業は養生なのでは、と思います。奥には扉を塞いだ板も見えます。

 

壁が白くなると一気にギャラリーっぽくなりました。はみ出した下地板まで白く塗ったので、空間が広く感じます。

 

塞いだ扉も真っ白に塗って、壁面が増えました。

 

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