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2016.09.15

疲れを感じたとき、まっ先に書きたい言葉

武田 双雲

疲れを感じたとき、まっ先に書きたい言葉

人気書道家の武田双雲さんは、ポジティブシンキングについての書籍も数多く著されています。その武田さんが、「書く」ことで疲れを取る方法をお教えする新刊『疲れない!!』の試し読みをお届けします。
第4回は、「疲れ知らずの基本ワード」について、本文より抜粋します。

*  *  *

 これからさまざまなシチュエーションごとに、疲れに効くおすすめの言葉を紹介していこうと思うのですが、その中でも基本中の基本。疲れに効くといえば、まずこれでしょう! という言葉が、「元気」です。

「元気」

 という言葉を普通の状態で見たり聞いたりしたとき、いやな気持ちになる人はいないと思います。意味は、心身の活動の源となる力、あるいは体調が良くて健康であること。元気とは「元(もと)の気」と書きます。無理に気を引き上げるのではなく、元の気に戻る、というイメージです。

 元気? といえば日常的な挨拶で、それだけ生活に必要な基本ワードだということもわかりますが、ここでポイントになるのが、「元気ですよね?」という念押しでもなければ、「元気になりなさい」という命令口調でもないところです。つまり、決して元気であることを押しつけてはいない。

 押しつけられるとかえってそこから離れたくなってしまうのは、子どもが勉強しなさい! と言われたときと同じです。あくまでも本人の自主性に任せるというスタンスで接すると、じゃ、そうしてみようかなっていう風になる。この場合でいえば元気でいようかな、という気持ちになるというわけです。

 だから、アントニオ猪木さんもお馴染みのビンタ・パフォーマンスをする前には「元気ですか!」と問いかけ口調。矢沢永吉さんがよく口にする「アー・ユー・ハッピー?」が問いかけ口調なのも、考え方はまったく一緒でしょう。問いかけ口調ってポジティブだし、すごくかっこいいんです。

 手紙の書き出しも「お元気ですか?」ですし、英語で「元気ですか?」は「ハウ・アー・ユー?」で、どちらもやっぱり問いかけ口調ですね。言葉の力が世界共通のものであることを、こういうところからも感じ取ることができます。

 さて、挨拶のことはそのくらいにして、「元気」の類語についても見てみましょう。元気の類語はたくさんありますが、なかでも僕のお気に入りは、

 活き活き

 ピチピチ

 潑剌

 パワー

 エネルギー

 等々。どれも音の響きが、いかにも元気になれそう! って感じがしませんか? とくに繰り返し言葉の「活き活き」や「ピチピチ」は、生命力が脈打って跳ねている感じがよく出ていると思います。体がちょっとだるいな、と感じたときなどに、これらの言葉を書いて脳に再インプットしておきましょう。

 

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