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2016.08.06

U-23日本代表 リオ五輪
VSナイジェリア

ヤシキ ケンジ

U-23日本代表 リオ五輪<br />VSナイジェリア

リオ五輪。VSナイジェリア。
4-5で敗戦。
うーん……。

 

 割と最近の本田圭佑のインタビューで、「外人なんかは、足が折れてもいいくらいの勢いで球際を競り合いにくる。そこにものすごい気持ちを込めて当たりにくる」と言っていたが、それが足りないと思わせる試合だった。
 そして、それがすべてだったといっても過言ではないような気もした。
 この前のEUROを見ていると、アイスランドやハンガリーなどのいわゆる欧州では弱いとされていたようなチームでも、球際はものすごい勢いで身体を張って防いだり、ガムシャラに相手よりもボールに入り込もうとファール覚悟で相手にぶつかっていた。
体格の大小を超えたところで「球際の強さ=気持ちの強さ」というのはあると思う。
 ナイジェリア戦の日本チームも、 もちろん気持ちはあったのかも知れないが、見られなかった。
 いままで散々やってきた「仮想ナイジェリア」の効果も何も見られなかった。
 というか、本物のナイジェリアは、今までの仮想国レベルと比べて明らかにレベルが高かった。
「相手の身体っていうのが予想以上というのもあって、対峙する相手がドリブラーというのは知っていましたけど、中に切り込むっていうのは全然わからなかったです」とDF藤春が試合後コメントを残していた。
 そもそも直前のブラジル戦を見たとき、トラップ、パスのスピード、正確さ、身体の強さ、ほとんどすべての局面において劣っているのが一目瞭然。
 あまりのレベルの違いに、「今回ちょっとこれは……メダルは無理だな……」と 痛感させられたものである。
 ほとんど何もさせてもらえなかった。
 相手のプレッシャーに慌ててミスして自滅というのが、強豪国と試合したときの一番顕著なパターンである。
 今回のナイジェリア戦ではノーガードの打ち合いに負けたのも、ミスして相手ボール、という場面だらけであった。
 ミスを減らすためには、上に挙げたあるゆる局面のレベルアップが必須である。


試合後のインタビューでおなじみの「課題が見つかったので修正して云々」と言っていたが、もう本番なんだから課題を見つけてる場合ではない。
本当に選手の試合後のインタビューには、なにかテンプレが用意されているのかと疑うほど、毎回同じことを言う。
そ してほとんどの課題は消化されるよりも細かく枝葉を増やすようにして積み重なっていくばかり。
ナイジェリアなんて課題や準備不足もいいところだが、それでも勝ってしまう。準備云々よりも結局は実力が一番大事だということを突き付けられてしまう結果となった。
ナイジェリアは、飛行機の手配ミスなどでここ数日練習もしていないらしく、試合当日に現地入り、試合前の国歌斉唱では、間違えてニジェールの国歌を流されたり、逆境を糧に強さを発揮したナイジェリアである。

試合前日になっても対戦相手のナイジェリアが現地に到着してないという異例の事態を受け、手倉森監督は「必ず現れてほしい。 ナイジェリアだけにナイと言われてもね」とお得意の駄洒落を飛ばしていたが、結果は「準備不足で日本有利と言われていたけど、そんなことナイジェリア」である。
虚しい駄洒落が切なくブラジルのマナウスにこだまする、第一節のナイジェリア戦だった。
 

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