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2016.08.29

勉強の本質をライザップから学ぶ

鬼頭 政人

勉強の本質をライザップから学ぶ<br />
一人ではなかなか続けられないのが筋トレと勉強

 世の中には、難関といわれる試験をたやすく突破する人もいれば、何年頑張っても成果の出ない人もいます。この差はいったいどこから出てくるのでしょうか?やっぱり合格する人は、生まれつき優秀だからなのでしょうか?
 開成→東大文Ⅰ→弁護士と、いわゆる難関試験を突破し
結局、ひとりで勉強する人が合格する』を執筆した鬼頭政人さんによると、合格できるかどうかの分かれ道は、「独学のコツ」を知っているかどうかだといいます。ポイントは、いかに効率よく勉強し、それを持続させられるか。この連載では、いちど身につければ一生役立つ独学のコツをご紹介いたします。

<「まず、講義を聞く」スタイルでは成果はでない>

 これまでの勉強法というのは、まずは、講義を聞いてから自分で勉強しよう、みたいなところがありますが、それでは成果がでないのは当たり前なのです。

 なぜそのような方法になってしまったのかというと、学校教育が「まず講義」というスタイルになっているからです。そもそも、まず予習してから講義を聞く形になっていません。予習でわからないところだけ、講義を聞くことができるスタイルになっていれば、効率がいいのですが、そうはなっていないのです。

 「まずは先生の話を聞きなさい、教科書を読みながら授業をやりますから」という形です。その後は「家で宿題をやってきなさい」と。その宿題についても、採点はされるかもしれませんが、それ以上のフィードバックはありません。

 そのスタイルが予備校でも踏襲されています。それが正しい勉強法だという固定観念から抜け出せずに、試験勉強に関しても学校と同じような方法で勉強するのがスタンダードになっています。

 「その方法は絶対に間違っている!」という感覚を私はずっと抱いてきました。時間のムダだから「わからないところだけ教えてほしい」とずっと思っていたのです。そういう勉強が最も効率的だと考えていたのです。

<自分だけでは続かないからライザップに入る>

 自学自習を実践して、わからない部分だけを誰かに教えてもらえる環境を整えることこそ、ゴールに最短で到達する方法なのですが、ここでもう1つの問題が生じます。継続性です。いくら効率よく進む方法を手に入れたところで、継続できなければ役に立ちません。

 それが自学自習の最大の欠点です。自分で自分を戒めるのはなかなか難しいものです。いろいろな理由をつけて、ついサボってしまいます。忍耐強くいかに継続していくかが最大のポイントになります。

 これはダイエットとよく似ています。あなたもライザップのCMを見たことがあるでしょう。お腹ぽっこりでたるんだ体がすっきりシャープに引き締まるビフォー・アフターには驚きさえ感じます。

 しかし、ライザップが特別なことをしているわけではありません。結局、食事制限をして、筋トレを実践し、それをトレーナーに報告するだけです。単純なプロセスを繰り返しているだけですから、極端な話、一人でも絶対にできるはずなのです。

 しかし、数十万円もの費用を支払ってライザップに通う人がたくさんいます。それはなぜか。自分だけでは続かないことがわかっているからです。あなたにも覚えがあるのではないでしょうか。

 自分で節制できる人、たとえば筋トレマニアのような人は、そういうところには通いません。自分でだらしのない生活をしているという自覚があって、痩せなければと思っているけれど、続かないという人たちが多いのです。もしも、健康診断で異常値が出て、このままでは命にかかわるというような事態になれば違うのかもしれませんが、そうではないから真剣になれないという人が大半です。

 勉強も同じです。大人になってしまえば、あえて勉強をする必要もありません。大学受験の場合には、勉強をしてもしなくても、受験日はやってきてしまいます。それは避けられないので、その危機感が勉強を継続する後押しになります。

 しかし、大人の場合は、資格試験に合格しなくても、当面の生活に困るわけではありませんから、何かと理由をつけて簡単にやめてしまいます。仕事が忙しいとか、休日も会社の行事に参加しなければいけないとか、理由はいくらでも探すことができます。

 ですから、勉強で成果を出すためには、効率性と継続性の2つが重要なポイントになるのです。
 

<合格目標に向かう勉強と、教養のための勉強は違う>

 基本的に、合格を目標とした試験勉強というのは面白くありません。教養のための勉強であれば、自分が関心のある知識が得られるので勉強をしながら発散をすることができます。年号を暗記する必要もありません。

 ところが、試験のための勉強は範囲が決まっていて、それを何度も繰り返しやらなければなりません。自分の中で定着させないといけないからです。1回目はまだいいのですが、2回目以降の勉強は、本当に退屈です。全部同じことの繰り返しですから、これほどつまらないものはありません。

 しかし、試験のための勉強においては、7割くらいは知っていることを10割知っている状態に持っていかなければいけません。そんな勉強が面白いはずはないのです。そういう意味では継続性というのは忍耐力が必要になってきますから、野球部でバットの素振りをした経験がある人とか、マラソンが速い人とか、体育会系の部活をしていた人が続けやすいということはあります。

 スポーツでも何でもよいのですが、忍耐力が養われるような訓練を続けることは意味があると言えます。とはいえ、試験に合格をするために、これからバットの素振りを始めるというのは、それはそれで効率が悪くなってしまいます。

 試験に合格することが目標であれば、自分の力だけで継続性を維持する必要はありません。誰かのサポートを受けることによって継続できる場合もあります。ライザップはその典型例です。トレーナーがきめ細かいサポートをしてくれるからこそ、継続できるのです。


次回「東進ハイスクールの真価はカリスマ講師にあらず」は9月2日(金)公開予定です。

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