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2016.07.27

「ダブルスタンダードな人たち」第1回

“暗黙の裡(うち)に了解”していたものを、マスコミのバッシング開始とともに突然“批判側”に。

岩波 明

“暗黙の裡(うち)に了解”していたものを、マスコミのバッシング開始とともに突然“批判側”に。

舛添前知事批判、ベッキー不倫騒動など、日本人のバッシングの過剰さに疑問を呈してきた精神科医・岩波明氏(幻冬舎新書『他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑』絶賛発売中)。
我々は、マスコミが騒ぎ立てると、突然「許せない!」と拳を上げ始めます。しかし、批判側にいる日本人は、はたして「品行方正」と言えるのか? そもそも、それまでは”目をつぶって”きていたのではないか?
今回は、日本人の「二枚舌」ぶりを、明らかにします。

*    *   *

 これまでこの連載において、舛添前都知事に対するバッシングとベッキーの不倫騒動について論じてきたが、これらに関連したテーマについて、もう少し話してみたい。というのは、日本人、あるいは日本社会の“ダブルスタンダード的な体質”がよく表れているからである。
 これまで述べたように、現実にはまったくの個人的な問題であるにもかかわらず、他人の「不品行」を許せないと考えている人は、一定程度、存在している。このタイプの人は増加傾向にあるように見えるが、その背景には、最近しきりに社会的なコンプライアンスが求められている点が関係しているように感じられる。

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