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2016.07.27

小説家による稽古場潜入リポート

原作者、初日の初顔合わせで、素顔もキラキラの出演者に出会うの巻

原作者、初日の初顔合わせで、素顔もキラキラの出演者に出会うの巻

7月某日、神保町花月の稽古場に、原作者である小説家・藤石波矢氏がふらりと現れました。
この日は初顔合わせの日。出演者の皆さんといろんなお話をしたり、本読みを見学させてもらったり……。
一見クールみ見えた藤石さんですが、心の中ではいろんなことを考えてらっしゃいました!
小説家による現場リポートを、どうぞ!


   *   *  *

こんなメンバーでやってます~!

  舞台『昨日の君は、僕だけの君だった』の顔合わせに参加させていただいた。いわずもがな初めての体験。ワクワク感とそれ以上の緊張と、さらにそれ以上のワクワク感を抱き、会場の神保町花月へ。

 数年前、友人が吉本で芸人をやっていて(余談だけれど今はコンビニの店長です)、何度か足を運んだことのある場所。まさかここの関係者入口をくぐることになるとは……。

 いざ打ち合わせの部屋に入ると、既にほぼ集まっているスタッフ、キャストの皆さん。完全に「有名人を目の前にした、一般人」状態で、一人一人とご挨拶。三秋里歩さんと高野祐衣さん、キラキラです。オーラが本当に、キラキラです。そして読み合わせの時にすごく思ったんですが、声が本当に綺麗。加えて、三秋さんの印象はふわっとしていて樫井佐奈っぽかったし、高野さんはどこか鶴谷風香に通じるクールさがあった。

 ランパンプスの寺内さんは原作を読んでくれていて、小山田翔役を喜んでくれていると言ってくれた。翔と平沼泰貴はとくに書くのが難しかったキャラクター。寺内さんと小林さん演じる泰貴の、息の合った掛け合いが今から楽しみ。

 読み合わせからインタビューまで、現場は明るくて軽快な雰囲気。芸人さんたちの作り出すフィールドで、観客気分で笑わせてもらっていました。特に三倉春仁役の山添さん。お会いする前に相席スタートのネタの動画を拝見していて、三倉のイメージは結びつかなかったんだけど(失礼)、お会いしたら頼れるお兄さんという人柄で、めっちゃカッコいい方だった。劇中の三倉の最後のセリフ、読み合わせでもニヤッとしてしまうほど言い方がハマっていたので、本番もたぶん、にやけてしまうと思う。

 座談会形式のインタビューでは、思いがけず真っ先に話を振られ、慌てふためく。「キャストが分かった時にどんな気持ちでしたか」と聞かれ「嬉しかったです」以外のコメントを必死に絞り出し、語彙力って大事だなぁ……と痛感した小説家がここにいます。

「実体験がもとになっていますか」という質問には、「シェア恋愛はしていません」と、身の潔白を訴えるのが先決とばかりに回答。じつは飛鳥山公園を始め、学生時代になじんだ場所を使っている。……ってことを言えればよかったなぁ。

ドキドキの「本読み」の様子。この日、初めて全員が顔を合わせました。

 キャストさんたちが恋愛に関するアンケートに答える企画(幻冬舎プラスで配信されています)、皆さんの答えが様々で面白かった。シェアOKという声は少なかった。……健全だ。

 原作の読者さんの声でも真っ二つに分かれるのが、樫井佐奈というキャラクターを好きになるか、嫌悪するかというところ。我ながら、シェア恋愛する女子なんてヒロイン、どうして書こうと思ったんだっけと記憶をたどってみた。

「こんなセリフを書きたい」、「こういうシチュエーションを使ってみたい」というアイディアをつなげていった作品だけど、漠然と、「寂しい人の話」を書きたかった、という始まりがあった気がする。佐奈を中心に、他の登場人物たちも、みんな寂しい。そんな話を書きたかったのです、うん。きっと。

 だから佐奈を演じる三秋さんが「佐奈は悪い人ではない」と言ってくれていて、よかった。原作を読んで佐奈を理解できなかった人が、三秋さんが命を吹きこんだ佐奈を見て好きになってくれたら、それも嬉しい。舞台を観てから原作を読んでくれる人も増えたらいいなぁ。とくに三倉が気に入ってしまった人は、原作を読んでほしい。そうそう! 今回の公演は本の街、神保町。お客さんが、花月からの帰り道、ふらりと入った本屋で素敵な一冊との出会う、なんてこともあってほしい。

 本当に、僕のような新人作家を、こんなにワクワクする企画に参加させていただけて、感謝しかないし、光栄です。今はひたすら舞台本番が楽しみ。

 顔合わせ会の解散間際、担当編集者さんに「芸人の皆さんに質問とかありませんか」と言われ、五秒ぐらい間を空けて口をついたのは「芸人をやっていて一番楽しい時ってどんな時ですか」。「お客さんにウケた時です」という、それ以外ないだろという答えが返ってきて、自分の質問のクオリティの低さに愕然としたけれど、その反省も次回作に生かす(どうやって?)つもりで、今後とも精進いたします。

    *   *   *
今回舞台になる『昨日の君は、僕だけの君だった』には、原作があります。(幻冬舎文庫より絶賛発売中のキャラクターノベル)。こちらも合わせてお読みください。
★『昨日の君は、僕だけの君だった』著:藤石波矢 イラスト:loundraw
幻冬舎文庫より発売中! 

★舞台の詳細はこちら 

 

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