日本をはじめアメリカ・ヨーロッパ・ロシア・アジア・オーストラリアなど、世界中の国で注目されている健康法「氣の呼吸法」を知っていますか?
    多くの病気の原因は細胞の酸素不足。そこで毛細血管のすみずみまで酸素を行き渡らせる全身呼吸を行うことで心身の健康を保つという考え方です。
    心身統一合氣道会を創見、世界中に普及させ、指導者を育成してきた藤平光一さんによるロングセラー『氣の呼吸法』の電子書籍化を記念して、初心者でもできる正しい呼吸法について紹介いたします。

<リラックスこそが最強の状態である>

   張りつめたままの弓はすぐ使用に耐えなくなるし、人間も緊張したままでは続きません。人生においてリラックスすることは非常に大事なことです。
   しかし子どもが入学試験になると、普段できる問題までできなくなってしまったり、スポーツ選手が大事な試合ほど固くなって失敗したりします。
   一般に、大事なときほどリラックスするのが難しいと言われますが、なぜでしょうか。

   第一の理由は、リラックスしている状態は弱い状態である、という錯覚を起こしているからと言えます。そのため大事なときになるとリラックスしてはいられなくなるのです。
   実際は、正しいリラックスは非常に強いのです。あとに述べる幾多の例で見ても、リラックスすることは、いかに強い状態であるかを理解できるでしょう。リラックスする方が強いとわかっているから、真剣な、大事なときほどリラックスするようになるのです。

   第二の理由は、リラックスする正しい方法を知らないから、できないのです。
   リラックスというのは、のびのびと自然の状態に任せることを言います。重みを落ち着くべき所に落ち着けるからリラックスできるのです。

   上体の重みの落ち着く所が、臍下の一点です。臍下の一点という力の入らない一点を見つけてやって初めて、全身の力を安心して抜き、身体の各部の重みがそれぞれ落ち着くべき所に落ち着くことができ、リラックスできるのです。
    帰る家を見つけてやらずに「家に帰れ」といっても、帰りようがありません。力の落ち着くところを見つけてやらずに、「力を抜け」と言ったところで、心配で力の抜きようがないのです。

   大体力を抜けといっても、その抜いた力をどこかへ収めなければ、身体のどこかに残っているのです。肩の力を抜けば腹に力がかかっていたり、腹の力を抜いたら脚に力がかかったりという具合に、どこかに力が偏在し、全身の力を完全に抜くなどということはできないのです。
   心が身体を動かすのですから、力が入る本質は心の状態にあります。臍下の一点に心を静めることは、正しくリラックスすることと同じことなのです。

 連載を記念して、9月12日(月)19:00~ 幻冬舎にて、心身統一合氣道の継承者、藤平信一さんによるセミナーを実施いたします。正しくリラックスした状態を直に学べるチャンスです。
 詳しくはこちらをご覧ください。

 次回「薬に頼る前に!不眠症を治す呼吸法とは」は8月14日公開予定です。

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9月12日(月)19:00~ 幻冬舎にて、心身統一合氣道の継承者、藤平信一さんから直に「氣の呼吸法」を学べるセミナーを実施いたします。
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 関連書籍

『氣の呼吸法 全身に酸素を送り治癒力を高める』 藤平光一
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『中村天風と植芝盛平 氣の確立』 藤平光一
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