テレビで選挙の特番を見ていて、チュニジアを旅したことを不意に思い出した。
 チュニジアは欧米人にとって身近な避暑地だ。だから旅行者はたくさんいたけれど、アジア人は一切見かけなかった。チュニジアの人にとっては日本はあまりになじみがないようで、「どこにある国なの?」とか、「人口何人くらい?」「広さは?」とかいう他に旅行した国では聞かれたことのない質問を受けたりもした。

ここから先は会員限定のコンテンツです

幻冬舎plusの会員登録(無料)をすると…すべての会員特典を見る
  • 会員限定の記事が読み放題に
  • 会員限定イベントに参加できる
  • プレゼント抽選に参加できる
  • ストア利用でポイントが貯まる

会員の方はログインして続きをお楽しみください

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

狗飼恭子『遠くでずっとそばにいる』

27歳の朔美は、会社を辞めた日に事故で10年分の記憶を失った。高校時代の部活仲間を頼りに思い出を辿っていくが、浮き彫りになるのはどこまでも孤独な自分。会いたい人がいるはずもない彼女に贈られた、差出人不明のバースデーカードは、思いもよらない事故の真実を明らかにする……。人を愛しぬく苦しみと切なさを描いた感涙の恋愛ミステリ。