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2016.06.28

ネット記事を読み捨てで終わらせたくない書籍編集者の性質【電子書籍制作日記】

幻冬舎plus編集部

ネット記事を読み捨てで終わらせたくない書籍編集者の性質【電子書籍制作日記】

「何かを辞めるには、まず始めないといけない」ということを昨日、ある作家の方がおっしゃっていました。
これは「あまり辞めたことがないかも」と私が発言したことへの返答なのですが、いろいろ解釈できる言葉だなと今、噛みしめています(というか、私、すでに2回、会社を辞めてました……)。

先週金曜日に幻冬舎plus+の6月新刊3点をリリースし、1回きりで終わらなくてよかった、とホッとしたものの、何かを始めると、いかに続けるかといつ辞めるかの大きな選択肢があるんだな、と思ったからです。

2年半前に幻冬舎plusを立ち上げる以前、私は、『星星峡』というPR誌の編集長をしていました。書店のレジ横や片隅に置いてある無料のPR誌の存在が個人的にはとても好きだったのですが、PRの役割を担いつつ無料ならば、WEBのほうが読者も広がるのではないかと思い、移行することにしたのです。

そして、オリジナル電子書籍「幻冬舎plus+」を先月より始めたのは、WEBで読まれる記事の賞味期限の短さに、さみしさと物足りなさを感じたからです。どんなに読まれても、炎上しても、数日たつと何事もなかったかのように静かになります(ちなみに、私の最初の炎上経験は、中村淳彦さんの「ルポ 中年童貞」の第1回公開のとき。ものすごく怖かったのですが、すぐに沈静化することがわかると、慣れてしまいますね)。

「ルポ 中年童貞」のようにいずれは本にまとめることができればいいですが、すべての記事をそうすることもできません。一冊分に相当する量が必要ですし、時間もお金もかかります。ただ、電子書籍ならば、ネット空間の本棚にいつも並んでいる、みたいな状態にできるかなと思いました。もちろん、過去記事も検索すれば出てきますが、もう少し塊として提示したい、「幻冬舎plus+」のレーベルを見れば、(断片的ではない)まとまったおもしろい読み物に出会える、というふうにできればと思ったのです。

「塊」にこだわるあたりが、自分でも従来の書籍や書店のイメージから抜け出せていませんね。これがスタート時に思っていたことです。ただ、今後、刊行点数が増えるにしたがって、私の考え、認識も変わっていくかもしれません。そもそも、みんな、電子書籍で読んでますか? というか、何かを読むことは好きなのかな? という素朴な疑問もあります。

下記は、6月の新刊3点です。言葉の力に引きずり込まれる快感を味わいたいならば、小野美由紀さんのエッセイを、知らない世界を覗いてみたいならば、神童と呼ばれた男がAV男優を目指した顛末をまとめた「ルポ中年童貞」を、人生の優先順位がわからなくなっているならば、「かけこみ人生相談」をおすすめします。(竹村)


「幻冬舎plus+」6月新刊

小野美由紀『キョーレツがいっぱい』
300円(税別)

いつから世の中はこんなにカオスになったのか?!
共同体からはみ出した問題児たちの渦に巻き込まれていく、痛快エッセイ。
個性的な面子を笑っていたつもりが、
いつの間にか背中にナイフが刺さっている――?!
ブスとは何か、セックスとはなにか、女の友情とは何か。
日常で覚える違和感を克明に炙り出す。

 

中村淳彦『ルポ 中年童貞 僕も紙一重で“中年童貞”だった。筑駒出身AV男優、森林原人』
350円(税別)
AV男優になるまで徹底的にモテなかったという森林原人。
現在は、アダルトビデオ業界の第一線で活躍し、女性の経験人数8000人を超える彼が、新書『ルポ 中年童貞』を読み、「AV男優という仕事がなければ、自分も紙一重で中年童貞になっていたかもしれない」と発言した。
その真意とは何か――?
『ルポ 中年童貞』の第三章「ネット右翼と中年童貞」も同時収録し、男性にとっての「性」とは何か? 「欲望」とは何か? をあらためて問う衝撃作。

 

藤原美智子『藤原美智子のかけこみ人生相談』
300円(税別)
「若作りに見えないようにするにはどうすればいいですか?」
「劣化していく自分の受け止め方を教えてください」
「大好きだった元彼が忘れられません。妻であり母であるのに最低だと思います」……。
何歳になっても美醜は気になるし、恋人や家族との関係にも悩みは尽きない。
人生のなかで、諦めるものと受け入れるもの、優先順位はどう判断すればいいのか――?
ヘアメイクの第一人者として人生を切り拓いてきた藤原美智子さんが、鮮やかに回答。
実質的で率直な言葉に前に進む勇気が湧く!

 

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