井上卓弥さん(毎日新聞学芸部編集委員)の『満洲難民~三八度線に阻まれた命~』(小社刊)が、第38回講談社ノンフィクション賞の最終候補作に選ばれました。

 書籍部門の他の候補作は、井戸まさえ『無戸籍の日本人』(集英社)、小熊英二『生きて帰ってきた男 ―ある日本兵の戦争と戦後』(岩波書店)、長谷川康夫『つかこうへい正伝 1968-1982』(新潮社)、牧村康正・山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』(講談社)の計5作品です。


『満洲難民~三八度線に阻まれた命~』は、1945年8月、満州から朝鮮半島北部に逃れた「日本人難民」の悲劇に初めて光を当てたノンフィクションです。

 発表は7月20日。

 幻冬舎plusでは過去に本書のダイジェスト記事を掲載しています。
 第1回 悲劇は1945年8月9日に始まった
 第2回 骨と皮だけにやせ衰えた子どもたち
 第3回 38度線を目指し、決死の脱出行
 第4回 「僕を穴のなかに埋めないでね」
 第5回 「日本人難民」という戦後史の闇

「戦後70年」が過ぎても、歴史の悲劇を記憶し、そこから学び続けなければならないことに変わりはありません。
 ぜひ井上さんの受賞を願いつつ、記事や本をお読みいただけると幸いです。

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