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佐藤オオキのスピード仕事術

2016.06.30 公開 ツイート

すきま時間には完結できる仕事をやる 佐藤オオキ

仕事のスピードと質を劇的にアップし、成果につなげる秘密を解き明かした『400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術』。最終回は、やっぱりムダにできない「すきま時間」の活用法です。さて、その「すきま時間」は5分ですか?10分ですか? 空いている時間がどのくらいあるかが、重要なポイントのようです。

 

 

 スケジュールを管理する際、「いつ、何をやるか」を事前に決めて仕事を振り分けておくという人もいるでしょう。しかし私の場合、To Doリストの「Now」フォルダ内の仕事をスケジュールに落とし込むことはしていません。クライアントとの面談やプレゼンなど、時間を動かせない予定の間に空き時間があったら、その時間でできる仕事をこなしていきます。

 数ある仕事の中からやることを選ぶ際は、「空いている時間内に完結させられる仕事かどうか」を選択基準の一つにしています。時間が5分だけ空いていたら、その5分間で終わる仕事を優先的に片づけるわけです。

 これは、先にご説明した「やりかけの仕事は放置しない」というポイントと関連しています。

 必要な時間を見積もらず、「ちょっと時間が空いたからメールを返信しておこうかな」などと行き当たりばったりに仕事をこなそうとすると、「メールを書きかけなのに打ち合わせの時間になり、途中で書くのをやめざるを得ない」といった中途半端なことになりがちです。打ち合わせ中にそのメールのことが気になってしまったり、打ち合わせから戻ってきたときに「何を書いていたんだっけ」と思い出すことから再スタートすることになったりすれば、仕事の効率はぐんと落ちてしまいます。

 仕事を高速化するには、「確保できる時間」に合わせてその時間内に完結できる仕事を選ぶこと、そして「5分あるからこの間に片づけよう」などと決めたらダラダラ作業せず、集中して必ずその時間内に完結させることが重要です。

 

※全6回の試し読みはここまで。続きはぜひ『400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術』をお手にとってご高覧ください。 

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佐藤オオキのスピード仕事術

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佐藤オオキ デザイナー

デザインオフィスnendo代表。1977年カナダ生まれ。2000年早稲田大学理工学部建築学科首席卒業。2002年同大学大学院修了後、デザインオフィスnendo設立。東京とミラノを拠点として、建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手がける。「ニューズウィーク」(米)の「世界が尊敬する日本人100人」(2006年)、「世界が注目する日本の中小企業100社」(2007年)に選ばれる。また、「ウォールペーパー」(英)および「エル・デコ インターナショナル デザイン アワード」の「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」をはじめとする世界的なデザイン賞の数々を受賞。『ネンドノカンド』(小学館)、『ウラからのぞけばオモテがみえる』(共著、日経BP社)、『問題解決ラボ』(ダイヤモンド社)など著書多数。

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