さて、官兵衛のご主人様は、毛利につくか、織田につくかで、悩んでいました。
当時の毛利は、超巨大大名。一方、織田は“ベンチャー系のアンチャン”といった感じですから、フツーの考えでいけば「毛利」につくのが安全。ところが官兵衛は、独自の情報収集力と理論武装で「織田につく」ことを提案。結果、ご主人様を勝利に導きます。
かの信長の前でも、怯むことなく華やかなプレゼン大会!
先見の明はあるわ、プレゼン能力は高いわ、岡田准一さんかっこいいわ(2014年の大河ドラマより)で、まさに、突っ込みどころのないスーパースター!
さあ、官兵衛に惚れてください。

*   *   *

【パーティーの後の顎関節症。転がるグラスが嘘の数だけ】

やってまいりました、黒田官兵衛パート2です。
戦国最強の軍師、黒田官兵衛。
彼の軌跡をご紹介。
まず、前回までのお話。

官兵衛産まれる。

官兵衛の妹、赤松政秀に殺されちゃう。

官兵衛黒田家継いで、結婚、出産。

赤松政秀たおす。

様々な勢力が散乱して、まとまりを見せない播磨国(兵庫県だよ)。
播磨国の中でウダウダやってる間に(中身は全然ウダウダじゃないです。血で血を争って、血で「血」って文字を書くくらい、バッチバチにケンカしてる)、周りの環境が大きく変化してきました。
二つの巨大な勢力が、東西に現れる。
西の巨大勢力、ドーーーーーン!! 中国地方の覇者! 毛利輝元。
東の巨大勢力、ドーーーーーン!! 天下布武を掲げる改革者! 織田信長。

毛利氏は、毛利元就(輝元のおじいちゃん。この人がムチャクチャすごかったんです)のときに中国地方をほぼ制圧。
一方、織田信長は、東海から近畿へと、短期間のうちにどんどん領土(土地)を拡げていっている。
播磨国は、その二大勢力の境界線にいたのです。
震えるほどの板挟み。
泣けてくるほどのdifficult problem.
会いに来てI need you.
播磨国のその頃の一番のトピックスは…、「どちらにつくべきか!?」でした。
官兵衛の上司・小寺政職も、御着城(ごちゃくじょうってお城)に家臣を集合させ、会議を開きます。
もちろんテーマは「毛利? 織田? あなたなら一体どちらにつく??」です。

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