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2016.05.23

『源氏物語』の時代から、男女をいちばん燃え上がらせるものは「匂い」だった!

成田 麻衣子

『源氏物語』の時代から、男女をいちばん燃え上がらせるものは「匂い」だった!

「運命の赤い糸」という言葉があります。
見えないけど、何かでつながっている。この人だけは何かが違う……。
著者の成田麻衣子先生は、「運命の赤い糸、こそ、『匂い』ではないでしょうか」とおっしゃってます。
そう考えると、いろんなことが納得できませんか? 自分の匂い、もっともっと気にしていきたいですね。
今回も
『幸せを引き寄せる「香り」の習慣』より、一部ご紹介しましょう!

*   *   *

『源氏物語』からもわかる!
男と女を結ぶのは、いつでも「匂い」


 匂いが左右する男女関係は、実は『源氏物語』に多く登場します。
 例えば、人妻の空蝉(うつせみ)を求める光源氏。夜、忍び入ると、空蝉は薄衣一枚を残して逃げてしまいます。空蝉の匂いが染み付いたその衣を光源氏は持ち帰り、空蝉を思いながら抱きしめます。空蝉が夫とともに都を去るとき、その衣は空蝉のもとに返されるのですが、衣には光源氏の匂いが染み付いていました。夫ある身を憂い、光源氏との身分の違いに涙する空蝉。二人の匂いの往来が、この先20年にわたる切ない愛の物語につながっていくのです。
 このように、恋のやりとりの大事な小道具として「匂い」はたびたび登場するわけですが、源氏物語の後半、光源氏の死後の物語である『宇治十帖』にいたっては、主人公となる二人の名前が「薫(かおる)」と「匂宮(におうのみや)」です。互いに恋敵となる二人の青年の名前が、香りそのものだというのも、たいへん興味深いところです。

 人を好きになる感覚を忘れてしまったという方や、好きな人の条件をいろいろ考えすぎてわからなくなってしまったという方には、匂いに着目してみることをオススメします。匂いの合致、違和感を探ることで、自分の気持ちが整理されるかもしれませんよ。
 この世に「匂いのない恋」は存在しません。匂いをうまく活用して、素敵な恋が始まることを期待しています。
 

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関連書籍

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