毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2016.05.05

兵庫県・加古川市

場末のハンバーガーショップの話

コラアゲンはいごうまん

場末のハンバーガーショップの話

 神戸から岡山方面に向けて電車で1時間ほど。兵庫県加古川市内に、地元の人なら誰もが知っている迷店があります。その名も「ピープル」。

 蔦まみれのこの建物、決して廃屋ではありません。こう見えて「ピープル」は、ハンバーガーショップなんです。地元の人によれば、こんな珍妙なお店なのに、みんなが子供のころからずっと営業していて、決して潰れない。なんとも不思議なお店なんです。

 もちろん個人営業のお店なので、ハンバーガーショップとはいえ、フランチャイズ展開されているわけではありません。それなのに、なぜか看板には「ピープル・加古川店」の文字が……。他のピープルは、どこにあんねん……。

 このピープル、御夫婦で経営されているお店なんですが、営業時間は昼の11時半~深夜3時まで。家族経営なのに、なんでこんな遅くまでやってるんでしょうか。

 つまりいわゆるチェーン店のハンバーガーショップとは、一線を画する要素だらけなんです。

 中に入ると、手書きのメニュー表がズラリと貼られています。近づいてそのメニューをじっくり見ると、白い紙の裏の「広告の品」という文字がうっすら透けている……。どうやら、新聞の折り込みチラシの裏面を利用したメニューなんです。

 ピープルには「げんきくん」という名物メニューがあると聞いていたので、さっそく注文してみました。

 すると出てきたのが、半分に切った茹で卵。上にはマヨネーズが乗っています。これが名物メニュー? ただの卵やん……。まあ、それはよしとしましょう。でも、金額を確かめようと思ってあらためてメニューを見ると、そこには「きんげくん」と書かれているではないですか。そしてその横に小さな文字で「まちがい」とフォローの文字も……。名物メニューなのに、名前を書き間違えてるんです。

ログイン

ここから先は会員限定のコンテンツ・サービスとなっております。

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

★がついた記事は無料会員限定

このウェブ連載の単行本化が決定!

世にも稀なる「実録ノンフィクション芸人」が、
全国を行脚して集めた怒涛の実話ネタ、29本を一挙掲載!

『コレ、嘘みたいやけど、全部ホンマの話やねん』
コラアゲンはいごうまん
2016年5月12日、幻冬舎より発売

→電子書籍の購入はこちら
→書籍の予約・購入はこちら(Amazon)

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人の“ハル”が、あの3月11日、東京で出会った——。
  • 希望が芽吹く傑作長編
  • 「上から目線」の憲法を、思わず笑い転げそうになる口語訳にしてみました。
  • 数字の苦手な人でも飛躍的な成果を上げられるノウハウを開陳!
  • 結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
  • 麻生幾、浦賀和宏、小路幸也らによる書き下ろしミステリー小説が100円で発売!
  • 「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
  • どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
  • あの子は、私の子だ。 血の繋がりなんて、 なんだというのだろう。
春の幻冬舎plus感謝祭
結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!