施設の自分のベッドから、食堂まで移動することが「大冒険」かもしれない少女。
そんな彼女にとっては、“施設のお兄さん”の唄が、偉大なミュージシャンの唄よりも、「最高!」かもしれない。
ちゃんと、幸せを見つけられる毎日のために。
“歌う旅人”から届いた、心温まるエッセイ、第二弾。

 

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エッセイ
ポール・マッカートニー

日々、全国各地を旅して歌っている僕は、ごく普通の人よりは行動範囲が広い。
車で5時間弱走って、広島から大阪くらいまで行っても、「まぁまぁ遠出したなー」って思う程度。

それに比べ、毎日同じベッドの上で同じ天井を眺めている“あーちゃん”にしたら、自分の居室から、車椅子で下の階の食堂まで行くくらいでも「今日は遠出したなー!」って感じなのかもしれない。

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