妻ちゃんの入院している病院は、夫が育児参加する場合だけ、事前に申請すれば宿泊することができる。夫さんはそれを利用して、二日に一回は病院に泊まり込んだんだ。

 今夜のノホホンの授乳時間は、0時、3時、6時だ。

 0時の授乳とミルクが終われば、あとの二時間ちょっとは、二人とも睡眠をとることができる。夫さんは、部屋に備え付けの椅子をトランスフォームして、簡易ベッドをセットした。

「よし、それじゃあ、これから3時までは、ノホホンがぐずったら夫さんが寝かしつけするから、妻ちゃんは無視して寝てるんだよ」

「ありがとー、夫さん。愛してるわー………Zzzz」

 まだまだお産の疲れが残っている妻ちゃんは、五秒と待たずに寝息を立てだした。

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