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2016.06.28

最終回

「読者の皆様へ」
私という女から、貴女という女へ

壇蜜

「読者の皆様へ」<br />私という女から、貴女という女へ<br />

 最終回です。どんな女性について書こうかなと考えてみたものの、なかなか締めくくる気持ちにもなれず、「終わっちゃうんだな」という名残惜しさだけが空回りしているのが現状です。しかしこれもサダメだ、仕方がない。

 今まで色々なタイプの女性に出会い、触れ、思うところを書いていた次第ですが、ここで出てきた答えはやっぱり以前から思っていたことでした。「女性って凪だ」と。凪…海や水辺が穏やかであることを表します。私はこの言葉が好きです。しかし最近の世相や人々の気持ちの流れを眺めていると、「凪」を使える雰囲気ではないことにも気づかされます。だから余計に「いいな」と思う女性を見かけて記事にすると、己の心に「凪」が宿ったような体験ができて、女性の持つ力の神秘性や奥深さを有り難いと感じるのかもしれません。

 よく「キラキラしたい」「輝いていたい」という願望を持つ女性が多いと聞きますが、私はそんなことは「もったいないから止めなさいな」と言いたいのです。キラキラや輝きは、角度を変えた途端にそれを失うことだってあるかもしれません。80年以上生きる可能性の高い私たち女性が、角度を気にしてやみくもに光を求め続けることをずっとしているなんて…いつかきっと、迷子になって疲れちゃう。女と言えど、体力勝負なご時世ですから。

 これまでここに書いてきた女性のような、「絶え間なく自己完結しながら世を見つめる」女性の姿を皆さんに知ってもらえたことは幸いでした。さあ、凪のように生きる「甘くて刺激的なオンナ」、あなたも始めませんか。

 では、またいつか。ありがとう。

 

【今月、壇蜜が気になったモノ】

「最後だからイイお顔して、と言ったらおすまししてくれました。彼女もまたイイオンナ」   

 

 出典:『GINGER』2016年4月号より

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