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2016.04.28

Vol.31

「欧米ドラマの女子高生」
現実、遺伝子…
抗えないなら置かれた道で

壇蜜

「欧米ドラマの女子高生」<br />現実、遺伝子…<br />抗えないなら置かれた道で<br />

 12月3日を迎え、またひとつ年を取りました。日々の老化に粛々と対応していかなくてはなぁと化粧水をはたく手にも力が入ります。年を取るたびに思うのですが、自分が子供のころ想像していた「30代の半ばのワタシ像」と現在の自分とは大分違うと感じているのは私だけでしょうか。小さい頃のつたない想像力と、自分の母を色濃く参考にしながら生み出した「30代半ばのワタシ像」は現実と違っていて当然…というのが今の答えだと考えているので、特に「思っていたのと違う」や「~歳までに結婚するつもりだったのに」と落胆したりはしておりません。…そう思っていないとやってられない節もありますしね。

 最初に「想像しているような姿にはなれないんじゃないか」と疑い始めたきっかけは日本で放送されていた欧米のティーン向けドラマを観たときでした。当時私はティーンになったばかりで、欧米の高校の奔放さとお洒落な女子たちにすっかり夢中でした。もう少し大きくなったらこんな生活の中に飛び込める…!などと本気で思っていたのでした。しかし待っていたのは…骨格も学校も国も違うという現実。私服でボーイフレンドとタンデム登校し、お呼ばれしたホームパーティーでハプニング紛いのキス…という妄想は膝下スカートの制服を着て徒歩で登校し、寄り道や交際発覚は退学という規則つきの生活に打ち砕かれたのでした。

 「こうありたい」を捨て、目を覚ました現在の世界も悪いものではありません。「理想なんて大人になって破壊されるためにあるのよ…」とリア充欧米女子高生に教えてもらった気がしました。荒療治だったけど。

 

【今月、壇蜜が気になったモノ】

 カレンダー撮影のためハワイへ行きました。    さすがは常夏、働き手が私より薄着です。

 

 出典:『GINGER』2016年2月号より

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