毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2016.04.24

第3回

沖縄戦の真実を知らない沖縄県民の現実

大平 一枝

沖縄戦の真実を知らない沖縄県民の現実

沖縄戦で病院として使われた、沖縄陸軍病院第二外科20号壕。14年かけて日本初の戦争遺跡文化財に指定されたこの壕は、南風原(はえばる)という小さな町の丘の上にある。人口3万7千人の町に、見学者年間2万5千人。来訪者が増え続ける沖縄ダークツーリズムの隠れたシンボルを作るのに奮闘した南風原町の男たちの物語とは――。


重傷患者に配られた青酸カリ入りミルク

壕内部。34個の壕をツルハシやクワの人力で掘った。外科、内科、伝染病科の3種に分けられていた

 県民ひとりあたり52発、雨のように砲弾が落ちてきたという沖縄戦では、終戦間近、いよいよ米軍の侵攻が迫り、南部の民間人や日本兵は北部に夜通し歩いて逃げた。病院として使われていた壕では、手足を切断したり、壊疽(えそ)や脳障害で逃げるのに困難な重症患者がいた(ひとつ壕の患者数は数十人。うち重症患者の人数や割合は定かではない)。

 彼らに配られたのは青酸カリ入りミルクである。これで自決せよというのだ。

ログイン

ここから先は会員限定のコンテンツ・サービスとなっております。

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

★がついた記事は無料会員限定

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • ひたむきにあがき続ける女性を描いた、胸が締め付けられる短編集
  • 心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作
  • 愛する父母との最後を過ごした“すばらしい日々”
  • 日本人よ、挑戦に身を投げろ!
  • 今まで明かしてこなかった「若さを保つ」ための整体の知恵を惜しげなく公開!
  •  終電族のみなさん、おつかれさまです!
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした
  • 激動の戦後政治を牽引した田中角栄の、生き様
  • 全五巻構想、大河小説第一弾!!
心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!