読書
人間はいかに生きていくべきか
マンガ愛読者にとって必読必携の1冊が出ました。竹宮惠子の自伝『少年の名はジルベール』(小学館)です。
いま日本ではマンガと小説を問わず、BL(ボーイズ・ラブ=少年愛)が大きなジャンルを形づくっていますが、極言すれば、BLという大河の源は、このジルベール少年を主人公とする『風と木の詩』にあります。
本書は、竹宮惠子という偉大なマンガ家の人生を語る自伝ではありますが、その大部分は『風と木の詩』がいかにして描かれたかというプロセスを記しています。
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