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2016.03.12

断食で見えてしまう心の奥底にある「自己否定」

尹 雄大

断食で見えてしまう心の奥底にある「自己否定」

前回、「これが自分だ」と感じている自分は、思考のパターンでしかないことに気づいた尹さん。さらに、「何者になろう」と努力しつづける自分が隠し持つ、「自己否定」の感覚に気づいてしまいます。この自己否定の感覚は、どのように人生にダメージを与えていくのでしょうか。

人生に満足することなく死ぬ自分に気づきたくない

 僕に限らず、きっと多くの人は「明日こそはきっと」と思って、いつもの自分ではない何者かになろうと努め、相も変わらずそうはなれない自分を日々見出しては落ち込むことを繰り返しているのだと思います。落ち込むといっても「ダイエットを始めようと思ったけど食べちゃった」とか「あんまり怒らないようにしようと思ったけどダメだった」程度のことです。

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「寂しさ」を埋めるために食べすぎていたのかもしれない――。
そう気づいたのは、断食を始めてからだった。
食べることを控えた1週間で、「食べない不安」に振り回されるのではなく、その不安を客観的に見据えることができるようになった。
断食でどんどん変わる、食欲、睡眠、感情、行動……。
カラダの感覚が研ぎ澄まされていく過程と、満たされない感情の在り処を丁寧に探った稀有な記録。

 

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