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2016.02.25

第12回

清流の青こしょう

福澤 徹三

清流の青こしょう

 あれは小学校低学年の頃だったか。

 朝の食卓で辛子明太子ひと腹をぺろりとたいらげたら、父が顔をしかめて、

「こいつは大酒呑みになる」

 といったが、まさしくそうなった。

 大酒呑みの常として辛いものには目がない。どのくらい目がないかといえば、市販のカレーなら三十倍や四十倍の激辛にガラムマサラや唐辛子を足して食べる。

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