毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2016.02.18

あの医療ミステリー作家が
落語界へ進出!

幻冬舎plus編集部

あの医療ミステリー作家が<br />落語界へ進出!<br />

 三代目・桂春団治師匠のお別れの会が開かれて間もない、2月上旬の大阪・繁昌亭。ここで上方のブラック・ジャックとも言うべき「移植屋さん」という新しい落語が聞けるらしい、と聞きつけた編集部。吸い寄せられるように現場へ直行。

「本日の公演」の夜席を見てみれば、「上方落語台本 入選作発表落語会 第8回」の文字が。そしてここに……ありました。

〈優秀賞「移植屋さん」久家義之 作〉で、演者は桂九雀さん。これは楽しみ。そして、この台本を書いた久家義之氏といえば……そうです、何を隠そう、昨年秋、『無痛』『破裂』の原作2本が一挙ドラマ化された、医療ミステリー作家さんのご本名。

 久坂部羊(くさかべ・よう)さんです。なぜに落語を?しかも本名で?「もともと落語が好きなんです。でも落ちると恥ずかしいので、本名で台本コンクールに応募しました。優秀賞をいただけてよかったです」との受賞コメント。

一番左は、進行役の笑福亭福笑師匠と、右端に桂あやめさん。賞状を掲げる受賞者の方々。賞は、桂文枝特別賞、佳作2本、優秀賞2本、大賞1本。大賞「おかん」(松本愛郎さん作)は、六代文枝師匠が演じる。

 福笑師匠の話や噺家さんたちの枕からも、演者泣かせだとわかる、この応募方式の入選作発表落語会。咄も奇想天外なら、演じるほうも型破り。笑いの渦が巻き起こる中、「移植屋さん」が始まりました。

 その界隈ではたいそう腕がいいことで有名な「移植屋さん」、聞けば病気を治す手術の腕だけでなく、客の要望があれば、どんなものでも移植してしまうそうな。たとえばクレオパトラの鼻、たとえばベートヴェンの耳、たとえば……。移植した効果と副作用は、歴史やことわざに依るとして、この主人公の男が手に入れたのは「相手の考えていることがすべて読める心の眼」。家路に着くまでに、ご近所さんの会話や、医者や先生の考えていることなど、ブラックな本音の部分が次々暴かれ、面白くて仕方のない男。そして家に帰って、古女房とご対面。えっ、まさか、女房がそんなことを考えていたなんて!

 ……と、あとは落語のライブを楽しんだお客さんだけの特典ということで、「移植屋さん」の話は店じまい。

 こんな自由にいろいろな台本を、噺家さんに口演してもらえるなら、応募したいと思った方もいるかもしれない。でも残念ながら、この第8回で台本募集は一時お休み。リニューアルして再開するまで待つとしましょう。

 そして、医者・作家だけでなく、上方落語にも進出する変幻自在の久坂部羊さんにも、今後もますます注目です(S)。

 

★がついた記事は無料会員限定

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • 過敏な人が、幸福で充実した人生を送るためのヒントを満載。
  • シリーズ累計13万部のベストセラーの第二弾!
  • 実家に久しぶりに帰った姉が、引きこもり中の弟に大事な相談を持ちかける
  • 美人かどうかは目元で決まる。
  • 不確かな未来と冒険の物語を、その情熱で捕まえて、前へ進め!!
  • 異世界に転生した冒険者の視点から、経営のコツとビジネススキルが学べる、異色のビジネスライトノベル。
  • ワケあり男女がシェアハウスに!
  • 人気芸人の、笑って、共感して、思わず沁みるエッセイ集。
  • 物語が、海を超えてつながった——!
  • 専門知識不要、伸び続ける投資法のしくみがわかる
過敏な人が、幸福で充実した人生を送るためのヒントを満載。
異世界に転生した冒険者の視点から、経営のコツとビジネススキルが学べる、異色のビジネスライトノベル。
学生限定 全商品10%キャッシュバック中!
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!