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2016.02.14

第3回

ワカメとメカブの意外な関係にびっくり!

清水 ミチコ

ワカメとメカブの意外な関係にびっくり!

「国民の叔母」清水ミチコさんの文庫最新刊『主婦と演芸』(2月9日発売)より、試し読みをお届けします!


ワカメとメカブの意外な関係にびっくり!
〇月×日
 東野圭吾さんの小説『白夜行』、面白くてすぐハマり、一日で一気に読みました。今頃なんですがドラマも見ました。意外にも、って失礼な言い方だけど、武田鉄矢さんの刑事役がピッタリなのに驚きです。こわ! と思いました。シリアスなドラマを見るのは久しぶりで、眉間にシワを寄せつつ真剣に。しかし、ちょっとハハハハ! と笑ってしまったのは、最後のところ。「このドラマの主題歌を、200名様にプレゼントします」です。これを言うのが主人公の山田孝之さんなんですが、なぜかドラマの役の暗いトーンのままなのです。妙に役柄とだぶって、とても切ない味わいの応募方法に聞こえてくるのでした。
〇月×日
 ロケで葉山へ行ってきました。海と緑とセレブの街。朝市ではレバーパテやビーフシチューが人気のようでした。朝市なのに。人々もどことなく上品でおっとり。ごきげんよう。ヒラヒラ。ところで私もいい大人だというのにびっくりしたのは、ワカメ漁をなさってる人にお会いした時のこと。ワカメと、その根っこの部分を切り分けておられたのですが、その根っここそがメカブなんですってね。あの有名なメカブ。ちっとも知らなかった。もとはメカブとワカメとでコンビを組んでただなんて。バラ売りどころかライバルくらいに思ってました。もう一つ知ったのは、ワカメって一度お湯にサッとくぐらせて、初めてああいう透明な明るいグリーンになるもんなんですね。そしてそれを干してから市場に出すと。もともとああいうきれいな色をしたまま、海底でそよいでいるもんかと思ってました。

いよいよ発売! 『私の10年日記』。ぜひお手に取ってね!
〇月×日
 わーい。この『テレビブロス』での連載『私のテレビ日記』が、一冊の本になって発売されます。『私の10年日記』(幻冬舎コミックス、2011年幻冬舎文庫化)というタイトルで、3月31日にあなたの近くの書店に並んでると思います。ぜひお手に取ってくださいね。というかカバンに入れてくださいね。あ、ちゃんと言うと手に取ってレジへ持ってってからカバンに、ですね。あ、カバンといえば、私が最近書店で買って自分のカバンに入れたのは、「トークマスターⅡ」というラジオの録音機です。これ便利。本来は英会話やフランス語など、語学を習う人のためのもので、AMでもFMでも、ラジオ番組をサクサク予約録音アンド保存・消去できるモノ。地味ながらも、なかなかありそうでなかったアイデアではないです? だいたいテレビ番組はすぐ予約できるけど、ラジオの予約録音って、あっても一回きりでしたし。トークや音楽なんかを聴きながら料理したり部屋の整理したりと、両手を動かしながら何かしてたいけど、どこの局もイマイチ、なんて時にはどんどん聴けて、サクサク削除もできそうです。と、以上おなじみ『私のラジオ日記』でした。
〇月×日
 『かにゴールキーパー』という映画に出ました。河崎実監督の、作品を撮るその速さに感動でした。サササー、オッケー! そしてニコニコ! です。明るい現場監督。私が個人的におかしかったのは、かにとの友情はとても強いのに、主人公をはじめ、まわりが皆、誰一人名前もつけず最後まで「かに!」と呼んでるところです。かわいがってる愛犬を「いぬ!」、愛人を「ひと!」と呼んでるみたいです。
 

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