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2016.02.21

第5回

モテの奥義2・あなたはイチローになれるか

瀧波 ユカリ

モテの奥義2・あなたはイチローになれるか

「たけなわ期」を生きる全ての女性必読! 瀧波ユカリさんの文庫最新刊『女もたけなわ』(2月9日発売)より、試し読みをお届けします!


 前回の「モテの奥義」を書いている時にふと思った。みんな、本当にモテたいのか? いや、モテたいという声はよく聞く。だけど、いろいろがんばったら超絶モテる人になった、という例はあまり見ない。「モテたい」って言う人は、実はそんなに思ってもいないのに言ってるのか、モテたいけど何もしていないかのどちらかではないか。
 私は何人かの「超絶モテ子」を知っている。彼女達は、そうとは決して言わないが恐ろしく努力している。その努力とは、男好みの外見になることではない(むしろ、彼女達の外見はさほど洗練されていないことが多い)。モテをつかさどるのは外見ではなく、内的な各種能力の高さであることを知っている彼女達は、日々トレーニングにはげんでいる。コミュニケーション能力を磨き、絶好のタイミングを見極めるための注意力を磨き、ねたみやひがみなど負の感情を隠す自制心を磨き、素早く取捨選択する決断力を磨き、対象の心をつかむための計画力と分析力を磨き、自らの魅力を最大限に見せるための演出力を磨く。その努力が余裕につながり、前回提唱した奥義である「落ち着き」も磨かれる。つまり彼女達は「自らが『話し上手で気が利き、明るく前向きで惑いがなく、一緒にいると楽しくて安らげて、常に心をときめかせてくれる女性』であると男性に思わせる能力」を、全精力をかけて磨いているのだ。それはまさにイチローにとっての野球、森光子にとっての『放浪記』、矢沢永吉にとってのYAZAWAだ。彼女達にとって「モテ」は、人生の全てを賭けるに値する、いや、人生そのものなのだ。
 また、超絶モテ子の努力は能力を磨くことだけにとどまらない。彼女達が密かに行っている日課のひとつに「同時多発アプローチ」がある。例えばあなたがある男性が気になって、距離を縮める活動を行うとする。ひとりに3ヶ月を費やしたならば、年間で4人。全て成功すれば、その年は4人の男性から「モテた」ことになるし、打率5割だと2人でまあまあの結果と言えるだろう。しかし、彼女達は3ヶ月あれば、同時に10人くらいにそれを行う。年間40人、打率5割だと20人、打率2割でもなんと8人から「モテた」ことになる。量より質でしょ、好きな人ひとりを狙って落とせばいいじゃない、って? そう感じたあなたは「モテたい」とさほど思っていないということなのだ。彼女達が年間40人にアプローチをするのは、それこそ「モテる」ことが目的だからであり、「運命の人と巡り合う」ことではない。彼氏がいても、結婚していても、そのモチベーションは変わらない。モテる彼氏持ち、モテる人妻として生きていく。
 そのように、高い能力とモチベーションを保持した「恋愛界のイチロー」とも言うべき彼女達に敵はいない。実際、私は外見では明らかに勝っている子が彼女達に敗北するシーンを何度も目の当たりにしてきた。しかし周囲は「なんであんな子がモテてるのかな、不思議ー」と深く追及せず、特例として頭のすみっこに追いやってしまう。あなたの近くの「なぜかモテる子」も、日々そんなテクニックを駆使しているようには見えないだろう。それは当然である。女達に「あの人、モテたくて必死」って見抜かれるほど彼女達のガードは甘くない。よくいる「男と女で態度が違う」レベルの小物モテ子とは違うのだ。
 モテたい人(私含む)が今すべきなのは、真の超絶モテ子を蔑んだり警戒することではない。徹底的な観察・分析・模倣だ。まずは「私モテないですよぉ、モテた〜い」などと決して言わない自制心と演出力を身につける所から始めたい。イチローどころか草野球のベンチ要員レベルの私も、ここから大リーグ目指します。
 

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関連書籍

瀧波ユカリ『女もたけなわ』
長い女の一生で、恋に仕事に遊びに全力で取り組む時間と体力があり、最高に盛り上がっている時期が、女の「たけなわ」。でも「たけなわ期」は、恥をかいたり、後悔したり、落ち込んだりの連続。そんな茨のたけなわ期を滑って転んでを繰り返しながら突っ走って見えてきたのは……。煩悩を笑い飛ばす、生きるヒント満載の反面教師的エッセイ。

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