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2015.12.28

第27回 

「毒姫」
愛すこと、すなわち殺めること…だった姫たち

壇蜜

「毒姫」<br />愛すこと、すなわち殺めること…だった姫たち

 うっかりすると「毎日が夏休み」になってしまうような職業。まとまった休みを希望するほど御大尽な気持ちになれません。そんな殺伐とした世の中には無が必要です。漫画もその無になる手段のひとつだと思います。

 とある時代のとある国の話。赤子の頃から国の切り札として売り払われ育てられた「毒の体を持つ暗殺ガールズ」がおりました。通称「毒姫」。幼少から少しずつ毒を体に含ませて耐性をつけ、年頃に成長すると寵姫として他国へ。全身毒の彼女たちはターゲット暗殺を遂行。成功後はその国で暮らします。失敗すれば彼女らが殺害されます。主人公は暗殺後に逃走を図り死罪となった毒姫と、その親友の赤髪の毒姫「リコリス」。物語のほとんどがリコリスメインで進みます。

 毒姫といってもそれ以外は普通の女の子ですので、暗殺のために出向する前は寮のような場所で皆仲良く暮らします。年長が年少の面倒を見て教育もします。死んだ生き物は埋めると花になる、涙すら毒だから泣いてはいけない、愛する心も武器になる…その教えの数々に既に涙が出そうです。完全創作ではなく、もしや実在したのではと思うほど、少女たちの毒と国に翻弄される姿は悲しくも気高いものでした。

「姫」の言葉が持つ意味が新たに追加されたような気持ちです。使命と共に我が身を捧げるレディたち…無論夏休みなどありませぬ。ひとりで生きることも許されない、がんじがらめの中でも見ていた夢が漫画には描かれていました。

 

 

【今月、壇蜜が気になったモノ】

撮影/壇蜜

売り切れでしょうか。最後にふせられた部分、『キ』だけが残っているのが妙に気になりました。長い商品名だったことが予測されます

 


出典:『GINGER』2015年10月号より 

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謙太郎2016.1.7

壇蜜さん 涙さえ、毒となるから流せない… 悲しくても、嬉しくても泣けない…そう考えるだけで胸が痛くなりますね(T_T) 壇蜜さんはたくさん働いてるから、夏休みもたっぷりとって大丈夫ですよ!働き者です(笑) 毒のある姫のお話、ググってみました。初めて、少女系の漫画を読む機会になりそうです!

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