学生時代から漫画家を志すも断念。就職した会社が倒産し、派遣として働きながら脚本家を目指すも、これも叶わず。「食堂のおばちゃん」をしながら書いた小説『月下上海』が松本清張賞を受賞したのは山口さんが55歳の時のこと。まさに「人生いろいろ」な山口さん、きっと様々な挫折を経験してきたはず。そしてそこから立ち上がるためのテクニックもたくさんご存知に違いない! 最近ではテレビでの豪快な発言でも注目を集める山口さんが語る、人生を諦めずに強く生きるためのヒントとは?
(構成:日野淳 撮影:菊岡俊子)


死んでもいいと思った更年期鬱

——山口さんが挫折という言葉でまず思い出すのはどんなことですか。

山口 更年期鬱のことですね。デビュー作『邪剣始末』が全然売れなくて、次を頑張ろうという矢先にいきなり更年期鬱になってしまって。突然、何にも書けなくなってしまった。書けないことなんてそれまで一度もなくて、どうしよう? となっちゃって。アイディアが出て来ないし、無理矢理捻り出しても物語がまったく転がってくれなかったんです。

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