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2015.12.08

第1回

なぜ今の日本のビジネスにニューヨークの事例が必要なのか~連載に込めた想い~

りばてぃ

なぜ今の日本のビジネスにニューヨークの事例が必要なのか~連載に込めた想い~

日本では、いわゆる「ニューヨーク本」の類は、これまでに数多く出版されてきたが、個人の体験談に基づくエッセイ的な内容のものが多い。どれも個性豊かで魅力的だ。しかし、これからますます本格化する日本の「グローバル化」のためにもっと直接的に参考になるような、マーケティングやマネージメントを題材にしたビジネス書的な内容のニューヨーク本は、これまであまり書籍化されていない。

一昔前までなら、別にそれでも大して問題にならなかっただろう。でも、少子化による日本国内での「人口の減少」や、それに伴う「内需の伸び悩み」が深刻化してくると、もっと真剣に日本のグローバル化について考えたいとか、学びたいという方々は必然的に増えてくる。なにしろ、日本人は、真面目で向学心が強い。

また、これは2014年に内閣府が公開した「選択する未来」委員会の最終報告書*1内 でも指摘されているが、今後、日本では、日本から海外へ出て行く「国外でのグローバル化」だけではなく、海外から日本国内へビジネス客や研究者や観光客、あるいは外国企業による投資などを呼び込む「国内でのグローバル化」の2つのグローバル化が重要になっていくと言われている。

そうでなければ、お客さんが減っていく日本国内では、企業や地域社会の成長がストップしてしまうどころか、現状を維持していくことも難しい状況になっていくためだ。

要するに、「自分は海外に出て行くことはないから関係ないよ」という言い訳は、今後の日本では徐々に通用しなくなっていく可能性が高まっている。もしかすると、これまで日本の歴史上になかった大きな変化が起こるかもしれない。広く世界に目を向けて日本の未来を切り開いていく、坂本龍馬のような人物を育てなくてはならない。

このような背景から、グローバル化について考えたり、学べる情報を必要とする日本国内の日本人は増えてくると予想されるが、しかし、その一方で、日本人向けに書かれたその手の情報は、なかなか増えない。明らかに需要に供給が追いついていない。なぜなら、残念ながら、日本のマスコミは海外報道に弱いからだ。

これは、新聞の国際面やテレビの海外ニュースなどを見れば一目瞭然だろう。事件や事故の報道ばかり。島国という地理的要因や、日本語というコトバの壁の影響もあって、海外の「文化」「価値観」「ライフスタイル」などに関する情報は、なかなか取り上げられることがない。日本国内に入ってくる海外情報には、実は、国際的な感覚を身につけるために必要な情報の最も大事な部分にポッカリと大きな穴があいていて、情報砂漠とでも呼ぶべき状況がずっと昔から続いている。

一昔前まで、現在のようにインターネットが広く普及する前までは、その穴を埋めてきたのは出版社だった。

事前に十分な取材費を記者や作家に手渡し、外国の「文化」「価値観」「ライフスタイル」などに関する情報を交えた記事を提供していた。「痒いところに手の届く」情報だ。司馬遼太郎さんなど素晴らしい作家さんも数多くいらっしゃった。しかし、皆さん、ご存知の通り、インターネットが普及するにつれて、出版社などの印刷媒体の業績は低迷。その結果、日本の出版社が取材費を前渡しして海外取材をさせるようなケースは激減。いつの間にか、海外情報の穴を埋める担い手も減るばかりだ。

このような状況では、日本国内でグローバル化に備えようとか、異文化間でのコミュニケーションについて学ぼうと思っても、そりゃ、なかなか難しい。

たぶん、こうした時代背景の影響もあるのだろう。「痒いところに手の届く」、もっと分かりやすくて参考になるマーケティングやマネージメントを題材にしたビジネス書的な内容の連載を執筆しませんか? というご相談が届いた。

 

 

*1 特に、第13回 「選択する未来」委員会(2014年11月14日) の配布資料「資料1-2 成長・発展ワーキング・グループ報告書」
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/1114/shiryou_01_2.pdf

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