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2015.10.01

世界の大富豪の富を呼ぶお金の哲学

secret 1.問題児だった大富豪が富を築くまで

新井 直之

secret 1.問題児だった大富豪が富を築くまで
     絵/リリッシュワークス

みなさま、初めまして。執事の新井直之と申します。私(わたくし)は、世界各国の大富豪の方々にお仕えし、日常生活から冠婚葬祭、旅行、留学の同行、プライベートな催しまで、ご主人様に成り代わり、あるいは補佐役としてあらゆる事柄に対してご要望にお応えすることが私の役割でございます。
 大富豪の方々にお仕えしている中で、ひとつ気づいたことがあります。実は、大富豪独自の〝お金をどんどん増やす秘密の習慣〟があったのです。
 しかし、大富豪とはいえ、もともとは普通の人。むしろ、遅刻ばかりしてしまう方や、大学への入学資金をすべて起業資金につぎこんでしまった方など、変わった経験をお持ちの方が多いのも特徴的です。
 10/8(木)に発売となる『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』より一部抜粋し、大富豪にいたるまでの道のりから、お金を増やす秘密の習慣を、全6回にわたりご紹介していきます。
 

 


一代で巨万の富を手にした、ごく普通の人たち
 これまで私が仕えてきたお客様は、自ら起業して成功したケース、投資のプロとなって成功したケース、他人から会社を譲り受けて成功したケースなど、大富豪になるまでの経緯はまさに百人百様でした。お金持ちになる方法は、これほどたくさんあるのか、と驚くばかりです。そんな大富豪の方々の共通点は、意外なことに、ごく普通の人である、ということでした。

 私自身、この仕事に就くまで「大富豪は普通の人たちとは違う」という思い込みがありました。それは私だけでなく、世間一般のイメージかもしれません。
 実際、私が大富豪のバトラーだと知って、お金持ちに対するステレオタイプな考えを聞かせてくれる方は少なからずいます。

「数十億円、数百億円もの資産を持つ人たちは、上流階級のような特殊なグループに属しているんでしょ?」
「何か特別な才能に恵まれていて、汗水たらして働かなくてもいいんだよね」
「いったん大金を手にしたら、金が金を生んでどんどん増えていくから羨ましいよな」

 私も、大富豪の方々に直接お会いするまでそういう誤ったイメージを抱いていたところがあります。だから、実際とのあまりに大きなギャップに驚いてしまったのです。
 一代で財をなした大富豪は、一般家庭に生まれた方がほとんどです。子どもの頃に特別な教育を受けた、という話も聞いたことがありません。
 ごく普通の学生生活を送り、就職活動やサラリーマン生活を経験した方のほうがむしろ多数派です。わずかな年数で財をなし、「一五年前は生活が苦しかった」という方もいます。

 なかにはご自身で「一般社会では通用しないダメ人間だったから、大富豪になれたようなものだ」と話される方たちもいらっしゃいます。謙遜でも皮肉でもなく、自他ともにそう認めるケースも実は多いのです。
 もしその方々に共通する点を見つけることができれば、それこそが大富豪になる近道なのでしょう。ここで実際の例をご紹介したいと思います。


遅刻ばかりでクビになった大富豪

 会社のなかで遅刻の常習者といえば、ダメ社員の代表です。しかし、朝に弱くて、遅刻ばかりしていたのに、大富豪になった方がいます。
 大富豪には日の出とともに活動を開始するエネルギッシュな朝型人間が多いなかで、珍しい夜型人間なのです。
 そのお客さまは「朝は苦手だ」が口癖。お酒が大好きで、夜ふかしが長年の習慣になっているからです。深夜になるほど元気ハツラツ、目がランランと輝いてくるような夜型の大富豪です。

 六〇代になった現在は、飲み過ぎて二日酔いになることはありませんが、若い頃は二軒三軒とハシゴするのが当たり前で、お酒での失敗談や武勇伝もたくさんお持ちです。実はそれぐらいお酒好きだったことが、大富豪になるきっかけにもなっているのです。

 このお客さまは東北地方のご出身で、技術系の専門学校を卒業したあと東京に出て、ビル設備のメンテンナンス会社に就職しました。ごく普通のサラリーマンとして社会人生活がスタートしたわけです。ただ、その頃から毎晩のように飲み歩いていたので、いつも午前様。朝は二日酔いで起きられません。
 新人なのにお昼近くに出社することもたびたびあって、一年ほどそういう勤務態度がつづいたら、上司もあきれて「もう来なくていい」と言われてしまったそうです。
「いきなり会社はクビになるわ、再就職先は見つからないわで、あのときは途方に暮れたよ。そこで自分に何ができるのかと考えてみたら、知っていることはビル設備のメンテナンスしかない。一年の経験でも仕事の中身はだいたいつかめたから、思い切って会社を立ち上げた。まだ二〇代前半で怖いもの知らずだったからね。それがよかったんだと思うよ」
 そのお客さまは当時を振り返って、他人事のように笑いながら話されていました。しかし、失業して途方に暮れるなかで下した決断が、大富豪への道につながる第一歩となるのですから、人生というものはわかりません。

 初めは個人事業主のように、知り合いの伝手を頼ってビル設備の定期点検などを請け負っていたそうです。資金もほとんどないところからの起業でしたが、実はこの方にはお金とは別の大きな財産がありました。
 それは毎晩のように飲み歩くなかで築いてきた人間関係です。業界内の人脈はもちろん、幅広い交友関係があったからこそ「彼は失業して困ってるだろう」と仕事がまわってきたのです。
 しかも、起業のタイミングにも恵まれました。当時はちょうど高度経済成長期の真っ只中。高層ビルの建設ラッシュという追い風が吹いたのです。
 そのうちに自分ひとりではさばき切れないほど、次々と注文が入ってくるようになります。数人のエンジニアを雇って、営業活動にも力を入れだすと、面白いように注文数は伸びていったそうです。
「メーカー系列ではなく、独立系だから初めは苦労したけど、そのおかげで技術が磨かれていった。修理に必要な部品を自分たちで製造できるくらいにね。大きなトラブルがあると、自分が出ていかないと解決しないから、創業から一〇年ほどは泊まりがけの旅行ができない状況だったよ」

 それから、四〇年あまりで従業員が一〇〇〇人規模の会社まで成長し、現在は全国に支社や支店を構えるほどになりました。
 いまでも毎晩のようにお酒を飲みに出かけられます。とくに社員たちと飲むのが大好きで、夕方になるとオフィスを歩きながら誰かを誘っている姿をよく見かけます。気さくな方なので、社員たちもよろこんでついていきます。お酒飲みで朝に弱く、サラリーマンとしては失格だったとしても、人当たりがよくて誰からも慕われるところは、大富豪になる資質を十分に備えていたのだと思います。

 この実例から、大富豪となった方も、成功をつかむ前は普通の人だったことがご理解いただけたかと思います。ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、「大富豪も昔はただの人だった」ということです。
 大富豪になる方法は百人百様である一方で、大富豪になった方々と身近に接していると、いくつもの共通点に気づかされます。それはお金に対する考え方であり、お金に向き合うときの姿勢といえるものです。それこそが大富豪に共通する〈お金の哲学〉です。

 次回は、お金がどんどん増えていく大富豪の秘密の習慣をご紹介していきます。

<お金の哲学 その一>
次回『secret 2.宝くじはお買いになりません』は10/2(金)公開です。

大富豪の秘密企画第一弾の記事はこちらから。
「成功を引き寄せる大富豪の秘密の習慣」secret 1.派手な装いはなさらない

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