毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2013.11.20

特集 生き方3.0 國分功一郎×麻木久仁子スペシャル対談

社会全体が「政治に無関心な若者」を育ててきた(2/4)

國分 功一郎/麻木 久仁子

社会全体が「政治に無関心な若者」を育ててきた(2/4)

前回の記事:國分功一郎×麻木久仁子スペシャル対談(1/4)
 

政治には関わらないほうがいいという空気

國分 「政治がウザい」と思われているという点で言うと、僕たちの運動も、イメージづくりはよかったのかもしれないけど、なぜもうちょっと運動が広がらなかったのかなとは思うんです。意外にも学生の参加が少なかった。小平には大学がたくさんあるのに。

麻木 そうかもねえ。うちの大学生の娘もすごく冷めてるもの。

國分 でしょう? 政治運動を見る学生の目って、街で見慣れない人と居合わせた子どもが、親から「シーッ! 目を合わせちゃいけません!」って言われるときの目なんですよ。政治というと、無条件に新興宗教みたいなものだと思ってる。僕も大学で教えている身として、ちょっとショックでした。ただ最近は関心を持ってくれる学生が増えました。むしろ投票後に学生の関心が高まった。

麻木 いまごろショックを受けるなんて、大学の先生としては呑気過ぎない?(笑)。

國分 すみません(笑)。

麻木 今の学生さんが政治に関心を持たないのは、やっぱり、かつての学生運動の反動が大きいのかな。私よりちょっと上の世代の人たちが盛んに学生運動をして挫折した後、社会全体で政治的なものを忌避する空気をつくってきた。

 もちろん、当時の一部の過激な人たちの活動は明らかに大衆の心からかけ離れていて、あれが政治ですって言われたら、「政治には関わりたくない」「関わらないほうがいい」と思うのはわかる。でも世の中っていうのはゼロか百かじゃないわけで、「あれは失敗だったから、すべての政治的な活動に若者を近づけるな」っていうのは、間違ってたんだよね。

 みんな「なぜ政治に関心を持たないんだ」って若い人たちを非難するけど、学生たちに政治とか大学の自治っていうものを考えさせないようにし、関心を持ったら損するような世の中にしたのは大人だからね。社会全体が、日本人を長い時間かけて骨抜きに……って、私、なんか過激なこと言ってる(笑)。

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

電子書籍はこちら
書籍はこちら(Amazon)

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人の“ハル”が、あの3月11日、東京で出会った——。
  • 希望が芽吹く傑作長編
  • 「上から目線」の憲法を、思わず笑い転げそうになる口語訳にしてみました。
  • 数字の苦手な人でも飛躍的な成果を上げられるノウハウを開陳!
  • 結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
  • 麻生幾、浦賀和宏、小路幸也らによる書き下ろしミステリー小説が100円で発売!
  • 「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
  • どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
  • あの子は、私の子だ。 血の繋がりなんて、 なんだというのだろう。
春の幻冬舎plus感謝祭
結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!