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2015.08.17

憲法9条にそもそも
書かれていること
第1回『日本国憲法を口語訳してみたら』

塚田 薫/長峯 信彦

憲法9条にそもそも<br />書かれていること<br />第1回『日本国憲法を口語訳してみたら』

 敗戦後、それまでの大日本帝国憲法(明治憲法)に代わって、いまの日本国憲法が公布・施行されました。大きな柱と言われているのは、「国民主権」「平和主義・戦争の放棄」「基本的人権」の3つ。
 なかでも「平和主義・戦争の放棄」を定めた憲法9条は、自衛隊の存在との関係で、過去何度も、条文の「解釈」が問題になってきました。最近の集団的自衛権・安全保障法案との関連でも、再び注目を浴びています。
 とはいえ、そもそも何が9条に書かれているのか。『日本国憲法を口語訳してみたら』(塚田薫著/長峯信彦監修)から、その原文と口語訳、なぜ重要かという解説部分を抜粋してお届けします。
 第1回は、原文と口語訳をじっくりと。「解釈」以前に、書かれている内容を見てみることにしましょう。

 

 

 

 

【口語訳】
第2章 戦争の放棄


第9条 俺たちは筋と話し合いで成り立ってる国どうしの平和な状態こそ、大事だと思う。だから国として、武器を持って相手をおどかしたり、直接なぐったり、殺したりはしないよ。もし外国となにかトラブルが起こったとしても、それを暴力で解決することは、もう永久にしない。戦争放棄だ。
 

 2項 で、1項で決めた戦争放棄という目的のために軍隊や戦力を持たないし、交戦権も認めないよ。大事なことだから釘さしとくよ。

 

 

【原文】
第2章 戦争放棄


第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 

 2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

 


第2回の更新は、8月27日(木)予定です。
次回は、9条がなぜそんなに重要か、その背景と「画期的」と言われる理由について言及します。

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