1945年8月15日、今上(きんじょう)天皇の父・昭和天皇の「玉音(ぎょくおん)放送」で、日本国民に敗戦が知らされました。今年7月、その原盤レコードの肉声が公開されてニュースになりましたが、当時は今の多くの人のように「へえ」などと軽い気持ちで聞いていた日本人は、誰ひとりいません。生死をかけて戦争をしていたのですから、当然のことです。
 では当時の人たちは、何を思ったのか? 「天皇のために」戦った日本兵たちは? 玉音放送で敗戦を告げることが決まるまで、昭和天皇の周辺で何が起こっていたのか? 様々な資料を検証しながら、戦後の言説の誤解を解き明かす『昭和天皇論』(小林よしのり著)。その序章を3回に分けてお届けします。
 昭和天皇の戦後の記憶を小林少年とたどるうち、自分の出発点についても、自然と考えさせられます。

 

 

これほどの覚悟、これほどの孤独、これほどの無私を貫いた日本人がいただろうか? 知られざる「日本史最大の巨人」の真実。初の完全書下ろし。

序章「あ、そう」と受容する日本の伝統/第1章 昭和天皇はマッカーサーとの会見で何を語られたか?/第2章 終戦時、国民の天皇への思い/第3章 天皇は玉音放送で何を語られたのか/第4章「聖断」という奇跡/第5章 昭和21年元旦詔書は「人間宣言」ではない/第6章 沖縄を守った天皇メッセージ/第7章 昭和天皇の御巡幸/第8章 決着!昭和天皇の戦争責任/第9章 白村江の敗戦 天智天皇に学べ/終章 御文庫から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そう」という昭和天皇の応答の背景にあったもの、マルクス主義や左翼が力を持っていた日本の1960年代の話が、次回も続きます。確かに、テレビでみていた昭和天皇は穏やかな老年の御姿が印象的ですが、あの厳しい戦争の時代を通り過ぎてきた渦中の人なのです。
 第2回更新は、8月26日(水)です。

 

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