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2015.08.20

我が国の軍隊に“知りません”が
あらせられるか!“忘れました”だよ
第2回『神聖喜劇 第一巻』

大西 巨人/のぞゑ のぶひさ/岩田 和博

我が国の軍隊に“知りません”が<br />あらせられるか!“忘れました”だよ<br />第2回『神聖喜劇 第一巻』

 社会と人間、軍の不条理を描いた日本文学の金字塔『神聖喜劇』(大西巨人・のぞゑのぶひさ・岩田和博)から、その一部を抜粋してご紹介する第2回。
 主人公の東堂太郎(とうどう・たろう)の所属する班は、朝の呼集時間に遅れてしまいます。その上官に怒られた時、東堂たちは上官に、「知りません」と言うことが許されず、「忘れました」を強要されます。それはなぜか。東堂はそのことを繰り返し、繰り返し考えます。「知りません」と「忘れました」の違いは何なのか。それぞれの言葉のどこに主体があり、誰に責任があるのか――。今の日本社会にも通じるような “ 無責任体質”といった本質的な問題が、ここで垣間見えるのです。

 

 

(あらすじ)驚異の記憶力を持つ東堂は昭和十七年一月、対馬の要塞重砲兵連隊へと配属。そこでの三カ月の教育期間に彼が体験したものは何か? 漫画化絶対不可能と言われた日本文学の金字塔ついに出現!

 

 

 最終回の更新は、8月30日(日)予定です。『神聖喜劇 第一巻』あとがきに掲載された、大西巨人さんの談話の一部です。大西さんが体験された徴兵の話、あの時代について語ります。「戦争に負けて、ある意味でいい点もあるけれど、負けたことがいいとは必ずしも思わんよ、私は」————続きは最終回にて。

 

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