前に書いたが、痛みは忘れる。
 痛かったという事実は残るが、記憶は薄れてゆく。
 だから「頑張って」。 怪我から時間が経ってみると、たしかにそのとおりだった。
 だが、ほんとうにそれでいいのか?
 痛かった事実は、残っているというのに。
 私が階段から落ちたのは、それを学ぶためではなかったか。
  あたらしい年が始まった。今回を最終回にしたいと思う。
 本当にありがとうございました。
 およそ10年という長きにわたり連載させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
   幻冬舎ホームページ創設者で連載開始から見守ってくれた永島賞二、茅原秀行の両名、いつも心のこもった感想と的確な指摘をくれたウェブマガジン編集長・有馬大樹、鮮やかなセンスで私のカエルに命を吹き込んでくれた木原いづみ、各氏はじめ幻冬舎の全メンバー、
 また、毎回、読書情報とともにあたたかい励ましの手紙をくださった山崎朱さん、いつも「もくもくと」更新してくださった管理人の小宮佳将さん、
 そして「みるけん」をみてくださったすべての方に最大の感謝を。
 みなさまの新しい年に、幸運が降り注ぎますように。
 またいつか。

山口ミルコ

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