大人気テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」を書籍化した『世界の果てまでイッテQ! 宮川大輔のワッショイお祭り紀行 』が8/6に発売になります。

刊行を記念して、本書でも収録されている宮川さんのロングインタビューをplusだけで特別公開!
今年で9年目を迎えたお祭り企画。宮川さんの、世界のお祭りへの挑戦から苦悩まで、あますところなくお届けいたします。

 

 

お祭り企画に大抜擢。お祭り男の誕生!

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『世界の果てまでイッテQ!』(以下『イッテQ!』)が2007年からゴールデンタイムの放送になり、お祭り企画の1発目として参加したのがドゴン族『死者の祭り』。

『死者の祭り』というのは、簡単にいえばお面をつけて踊る祭りやねん。
 けど、お面には神聖な霊が宿っているからと、日本人の俺がお面をつけて踊ることを拒絶されて、結局、何もつけないまま踊ることになってん。「俺、世界の果てまで来て何やってんねやろ。せっかく与えられたチャンスやのに」って、あまりにも自分が腑甲斐なくて、踊りながらずっとイーッなってた。
 芸人として、俺は何もできてへん、何もおもろあらへんって後悔だけが残って……。コンビ(星田英利とともにチュパチャップス結成、99年解散)のときも、体張る仕事はすべて相方のほっしゃん。任せ。
 今まで、俺はいったい何をやってきたんやろうって、考えれば考えるほど自分に対してムカついてしゃあなくて。

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『死者の祭り』に同行したディレクターから現ディレクターの立澤にバトンタッチして、お祭りロケ2本目として気持ちも新たに挑んだのがメキシコ・トトナカ族の『鳥人祭り』。
 ここからホンマにこの企画が立ち上がったというか、この祭りを機に俺が過酷な祭りに体を張って挑戦する長寿企画へとつながっていったんです。

 アカンアカン、思い出すだけでなんかウルウルきてまうわ。正直、めちゃくちゃ怖かったけど、これまでの祭りのなかで一番、熱なった祭りやってん! バラエティのくせして、感動ドキュメンタリーみたいな。
 この『鳥人祭り』のおかげで自分を変えられたと思うし、〝お祭り男〟として芸人・宮川大輔が新しく生まれ変わったんちゃうかな。

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 俺が泊まっていたホテルが、祭り会場のすぐそばやったんよ。けど、祭りに関して俺は一切知らされてないから、毎日会場の前を呑気に歩いてて。
 祭りの舞台となる「35メートルの鉄柱」も、ずっと避雷針やと思ってたし(笑)。まさかそこに自分が登ることになるとは想像もつかへんかったわ。
 練習のためにボラドーレスの訓練所に連れていかれて、俺の前に現れた校長先生がいきなり車椅子! 「ヤバイんちゃうか、これ」って嫌な予感がしてんけど、誰もそのことに関して触れへんねん。
 実際、校長先生はボラドーレス中に落ちて大怪我しはったんやけど、俺がそれを知ったら恐怖心が植えつけられるからとずっとひた隠しにされてたんよ。

 練習用の木は15メートル。何も知らへん俺は、なんとか登りきれたものの、こんなもんできるか! ってキレてもうて(笑)。さすがのドSディレクターの立澤も、ロケハンの段階で35メートルを登るのは確実に無理やと悟ったんです。

 

<第2回(8/4公開)に続く>

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