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2015.08.01

第3回

日本が倒すべき5つの難敵

岡田 仁志

日本が倒すべき5つの難敵

 IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015の開幕は9月2日。観戦チケットの購入はもうお済みだろうか? まだなら、なるべく早く「アジア選手権2015チケットガイド」にアクセスして、確保しよう。購入専用サイトに加えて、チケットぴあでも取り扱っている。国立代々木競技場フットサルコート特設スタンドの席がひとつ埋まるごとに、私たちの代表チームはリオに一歩ずつ近づくのだ。

 しかし、どの日本戦を応援しに行くか決めかねている人もいるだろう。模範解答は「全部」だが、なかなかそうもいくまい。そこで今回は、参加国の紹介も兼ねて、各試合の見所を対戦順にお教えする(カッコ内は日本戦のキックオフ時刻)。これさえ読んでおけば、大会前の予習はバッチリだ。結局「全部行きたい」とソワソワする人が増えることを願っている。

●中国(9/2 19:30)

2011年アジア選手権(仙台)の日本対中国。リン・ドンドン(6番)は、昨年の世界選手権でブラジルからゴールを奪ったストライカー。

 アジア選手権4連覇中。2008年北京パラリンピック銀メダル。昨年の世界選手権では、王者ブラジルと準決勝で凄まじい死闘をくり広げた。先制しながら1-2で敗れはしたものの、ブラジルと対等にあれだけの超高速ドリブル合戦を演じられるのは中国だけだろう。世界有数のこの強豪に、日本はまだ勝利したことがない。過去の対戦成績は5敗5分だ。

 だが2013年アジア選手権決勝以降は4試合連続で引き分けており、今年5月のIBSAワールドゲームス(韓国・ソウル)では10回目の対戦にして遂に初ゴールを奪った。しかも、常に先行しながら終了間際に追いつかれて2-2という惜しい試合。対中国初勝利に向けて、大きくステップアップした。徹底して守備を固めた昨年の世界選手権後、日本チームはリスクを負って点を取りに行く戦術に取り組んでいる。その成果が如実に表れたのが、この「対中国2-2」だろう。

 しかし、なにしろ初戦であるだけに、今大会での中国戦は戦い方が難しい。2位以内に入ってリオへの切符をつかむ上での最大のライバルは中国とイランだ。イランを蹴落とすなら、対中国は引き分けでもOK。とはいえ、初戦で中国を下せば精神的にきわめて優位に立てる。最初から消極的な試合をしたのでは、勢いに乗れない。序盤は慎重に守備を固めながら、どこかのタイミングでリスクを負って勝負に出る戦い方になるのではないだろうか。魚住稿監督の勝負勘と選手たちの意思統一が問われることになる。のっけから、手に汗を握るスリリングな一戦になることは間違いない。

●イラン(9/3 19:30)

2014年アジアパラゲームス(仁川)の日本対イラン。長身アタッカーのパワーとスピードをいかに抑えるかがポイントになるだろう。

 前回のアジア選手権に不出場だったため、昨年の世界選手権の出場権を得ることはできなかったが、その1ヵ月前に行われたアジアパラゲームス(韓国・仁川)では初めて中国を2-1で下して優勝した。先日、アジア選手権参加国の実力について「中国が頭ひとつ抜けている」とする記事を見かけたが、とんでもない勘違いである。アジアパラでの優勝は、決してまぐれではない。2012年ロンドンパラリンピックでは、強豪アルゼンチンと拮抗した戦いも見せていた。

 日本はこのイランにもまだ勝ったことがない。対戦成績は4敗2分、得点はゼロ。このところ3試合連続で0-2の敗戦を喫している。ある意味では、中国以上の難敵だ。ブラインドサッカーは接触プレーが多いので、体格の大きな相手とはやりにくい。しかし日本チームは欧州遠征や国内での親善試合などを通して、ここ1~2年、大柄なチーム相手に研鑽を積んできた。世界選手権ではパラグアイとドイツ、今年はコロンビアとトルコにも勝利している。もう、選手たちに苦手意識はないはずだ。

 ところで、このイラン戦は「満員化」が危ぶまれている。同じ時間帯に、ロシアワールドカップのアジア2次予選、日本対カンボジアの試合があるため、サッカーファンがそちらに持って行かれるおそれがあるのだ。それをテレビで見たい気持ちもわかるが、こちらは「最終予選」である。しかも、自国開催のビッグイベントの前に自力で初出場を決めたいという点で、フランスワールドカップ予選を戦った1997年の日本代表と同じ立場。このイラン戦は、いわば「ジョホールバル」なのである。岡野の決勝ゴールで終わったあの一戦を思い出せば、「2次予選の対カンボジア」と「最終予選の対イラン」のどちらを全力で応援すべきかは自明だろう。あっちは録画して、代々木のほうに来てください。

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