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2015.07.29

第4回

満員御礼!『きらめく甲虫』イベント@ジュンク堂書店池袋本店

丸山 宗利

満員御礼!『きらめく甲虫』イベント@ジュンク堂書店池袋本店

まるで銀細工のようなプラチナコガネ、日本の伝統紋様さながらに多様な柄のカタゾウムシ、虹色の輝きが美しいアトバゴミムシ……。
甲虫の中でもとくに金属光沢が美しいもの、珍しい模様を背負っているもの、色合いが芸術的なものを厳選して紹介する写真集『きらめく甲虫』(丸山宗利・著)が刊行になりました。
ここでは刊行を記念して、『きらめく甲虫』がもっと楽しめる情報を紹介いたします。


 去る2015年7月22日(水)、ジュンク堂書店池袋本店で『きらめく甲虫』刊行記念・丸山宗利先生のトークイベントが開催されました。1ヶ月前には予約で満席となった人気イベントで、丸山先生が語った昆虫への熱い想いとは!? 今回はその模様の一部をご紹介します。

 定刻どおりにイベント開始。「ぼくはあんまり緊張しないんです」という丸山先生は、熱気に満ちた会場でもなごやかな語り口です。来場のお客様は意外にも女性が多く、みなさん『きらめく甲虫』を手にしていて、ときおり頁をめくりながら話に聞き入っています。
まずは『きらめく甲虫』刊行までのいきさつを紹介。「子どものころから憧れていた、世界の美しい甲虫。それをみなさんに紹介する写真集を作ろう、というのが出発点でした」
 
「今では絶版の子供向け図鑑『世界の甲虫』(学研)。細密画で美しい甲虫が紹介されていて大好きでした。その本がずっと頭の片隅にありました」と丸山先生。

 続いて、撮影方法についての話にうつります。標本には細かな糸くずやゴミがつきもので、これをきれいに取り除くのがとても大変。その部分は学生さんの手を借りて、一気呵成に撮影を終えたそうです。
 見事な太ももを持ち、色合いも楽しいコガネハムシの標本は体の中に油を溜め込んでいるので、きれいにしたつもりでもすぐに油が沁み出してしまうのだとか。美しい写真を撮影するための思いがけない苦労が明かされます。

フトオビハデルリタマムシが翅を広げた標本写真は、丸山先生お気に入りの一枚。もちろん糸くずもゴミも見当たらない。

 話題は、丸山先生が世界各地で行っている調査旅行のことにうつります。タイ、マレーシア、カメルーン、ペルーなどに出かけ、観光地とはほど遠い自然の中に分け入る調査隊なので、そりゃあもう、いろんな苦労があるそうです。「森に調査に行っている間の荷物番を頼んでおいたポーターが、荷物から物を盗むんです。ポーター兼泥棒ですよ……」

ペルーの恐ろしく濁った川を指して「風呂であり、皿洗い場であり、釣り場であり、飲み水です」と述べる丸山先生。
「外国で猫や犬を触ってはいけません。狂犬病の心配がほとんどない日本の方が、世界では珍しいんです」と説く丸山先生。「でもぼくは触っちゃいますけどね」

 その後はみなさんからの質問タイム。「素人でもタマムシとか、きれいな甲虫を飼育したり標本にしたりすることはできますか?」「コメツキムシはいったい何のためにひっくり返る機能を持っているんでしょう?」「これから出会ってみたい虫は何ですか?」……。途切れることのないみなさんからの質問に、丁寧に答える丸山先生。
「出会ってみたい虫は数え切れない。世界的にみて、いちばん虫に出会える時期は5月だから、ぼくは一年じゅう5月だったらいいのになぁとよく思います」という昆虫少年そのものの回答に、会場はほっこり。なごやかな雰囲気に包まれたまま、イベントは終了の時刻を迎えました。

会場の片隅に置かれた標本箱。『きらめく甲虫』に載った虫を実際に見てもらおうと、丸山先生が九州から持参したもの。
イベントとサイン会が終了してくたくただが、カメラに笑顔を見せてくれた丸山先生。熱を込めて話しすぎて次の日は喉がつぶれてしまった。

 ご来場くださった皆様、細やかに会場を準備してくださった書店の皆様、そして丸山先生、本当にありがとうございました! この模様は後日、ジュンク堂書店によりPodcastで配信される予定です。また、8月8日(土)にはジュンク堂書店福岡店で丸山先生のイベントが予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
http://www.gentosha.jp/articles/-/3863

次回の更新は8月2日(日)を予定しております。次は制作陣のイチオシ甲虫をご紹介いたします。
 

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