さらに、教科書には当時の時代背景も映し出されているようで――。

 昭和25年は衛生状態も今とは比べ物にならないほど悪く、伝染病が流行し、小児腸チフス、赤痢や結核などで亡くなる子供たちも多かったようです。

 問題の冒頭で、まず、先生がこう切り出します。

「怖い伝染病が流行っています。身を守るためには、どの程度怖いか知らなければなりません。どうしたらいいと思いますか」

 よしこさんが「はい」と、手を挙げました。

「伝染病にかかると生存率は何%か、何人生き残って何人死んだか、病気ごとに調べると良いと思います!」

 これが純真無垢な小学生の答えでしょうか。しかし先生は不謹慎だとたしなめることもなく、

「名案です」

 と言い切ります……。そして、そこから割合と比率の問題が始まるのです。

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