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2015.06.19

W杯二次予選 
VSシンガポール

ヤシキ ケンジ

W杯二次予選 <br />VSシンガポール

まさかのドロー。
この結果の裏には、
シンガポールを「格下」と侮るメンタルがなかったか。
そしてこの男は、不甲斐なさのあまり、
対戦チームを「女」にたとえて語り始めるのだった……。

 

 なんというか、塩試合だったなと。前の圧倒的強さだった親善試合のイラク戦、そしてW杯予選のシンガポール戦での体たらくっぷりは、日本代表の平常運転というべきものかも知れない。
 前戯という親善試合ではイケイケだが、肝心な本番になると滅法弱くなる「中折れ日本代表」は、監督が変わろうがW杯、アジア杯と、ずっと変わらないなと。
 ブラジル、ドイツなどを「高嶺の花の女」だとすると、シンガポールなんかは「いつでも抱ける(勝てる)格下の女」みたいなくらいに思っていたんだろうな、きっと。みんなシンガポールを格下格下言い過ぎ。
 いつでも好き勝手に抱ける、と思っていた相手から「あんまり私のこと舐めないで! そんな簡単に抱かせないわ!」状態。ええやんええやん、と手を出し続けてもう少しというところまでは行くけど、最後までは許さない女。いますね、そういう人。
 そんな風に格下の女を抱けないまま終わってしまったとき、自分が良くなかった、とはあんまり思わないもので「アイツ、格下のくせに調子コキやがって」なんてヒドいことを思ってしまいがちで、あんまり反省しないのも事実。
 高嶺の花に挑むときのような姿勢で、どんな相手にも挑むからこそ、はじめて格下と呼ばれるものを制圧することができるんだと思うのですが、どうでしょう?
 シンガポール戦後半終盤の、ホントに闇雲に放り込まれるクロスや、あからさま過ぎてすぐにカットされる縦パスを見ていると、どうしようもない気持ちにされられた。途中からは、好セーブを連発するシンガポールGKを応援している自分がいた。
 日本代表っていうのは、ミランやインテル、元マンUなんて高価なブランドを散りばめているが、それでいい男気取りの勘違いしてるような気がしてしまうのですな。
 W杯で1勝もできず、あれだけ舐めてたアジア杯もベスト8止まりが突きつけられた現実なのに、まだアジアのなかではナンバーワン気取りが消えていないのが、見ていて痛々しく感じるときがある。
 こんなことばかり書いていると、なんだか日本代表をどんどん嫌いになっていきそうで、哀しくなってしまいますな。
 まあしかし、こういう想定外のことが起きるのがW杯予選なんだと思えば楽勝でいけると思っていたこの二次予選も、まだ見ぬ波乱万丈が待っているかも知れないとドラマチックな流れを期待できるし、酒の肴もピリッとした感じで味わい深く楽しめそうな予感。
次のW杯予選は9月だそうだが、その前の8月には東アジア杯がある。
 対戦相手は、中国、韓国、北朝鮮とアジアのゴロツキたちが勢揃いしている超極悪ラインナップ。
 今回のシンガポールが日本相手に見せた闘う姿には敵ながら、なにかいまの日本が失くしたものを見れたような気がするし、東アジア杯まで1ヶ月ちょっとしかないけれども、ハリルホジッチがこれからどんな風に中折れ日本代表を立て直してくれるのか、そこが監督の手腕も見れる楽しみでもあるわけで。
 楽に抱ける女などいない、という当たり前の事実を噛み締めながら、熱くなるであろう夏の闘いを待とうと思う梅雨の中頃なのであります。

 

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