毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2015.06.11

「美」への道は、タイ国際航空から始まる──機内からタイがスタート! 女心と旅心を満たしてくれる美しい始まり(前編)〜『恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!』より〜

小林 希

「美」への道は、タイ国際航空から始まる──機内からタイがスタート! 女心と旅心を満たしてくれる美しい始まり(前編)〜『恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!』より〜

恋する旅女・小林希の新刊『恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!』 の発売を記念して、書籍の一部を本日より7日間連続で特別公開します。世界放浪をつづけた旅女(32)は、長い旅のせいで、シミ・ソバカスは増え、髪はパサパサ、爪はボロボロ、肌は乾燥し出血、と大変なことに。女性として悲惨なこの状況を克服するため彼女は美容大国タイ・バンコクへ。美をめぐるガチな旅行 体験の数々をお楽しみください!


目次

はじめに

第一章 「旅でオス化したあれこれ、美(オンナ)を取り戻せ!」 

・「美」への道は、タイ国際航空から始まる――機内からタイがスタート! 女心と旅心を満たしてくれる美しい始まり
・カサカサな肌をひと剥き、さようならオス肌——駐在員妻の流行のシミ取りクリームで肌ピーリング
・予約の取れない病院で本格的にシミ・ソバカスを撃退―−1日10人の日本人女性が押しかけるフルーツ酸ピーリング
・見た目が悪いほど、効果絶大なかっさマッサージ―—滞った体の血液を流して全身のくすみと疲れを取る
・体にこびりついた強情なセルライトを除去ーー不思議なマッサージ屋で、脂肪とともに体についたアレも取って、スッキリスリムに!?
・脱・おばさんの一歩として化粧を見直すーータイのプチプラコスメとタイ美人のメイクに学ぶ
・クーパーを守れ!――オス化による女性ホルモン減少で、バストがしぼむ&垂れるのを食い止める
・女性らしい身のこなしレッスンーーミススカート美女に習う、バイクタクシーを白馬に見せる乗り方
・旅先で、イケイケのファッショニスタになるーープチプラファッションで着てみたい服をとことん挑戦する
・美人は「保湿」で作られる——タイの美女達に直接聞いた、美しい肌になるためにしているすべて

第二章 「旅でもっと綺麗になる!」

・人生初のオートクチュール―—布選び、身体測定、デザイン……私だけの服を作って姫になる
・ボディジュエリーで輝く―—ブロンズ肌にタトゥ気分で、ワイルドでかっこいい女を気どろう
・爪先から女子度をあげる——ネイルはゲイにお任せあれ。ついでに見習うべきあれこれ
・パワーストーンを作って柔らかく素直な女になる―—駐在妻御用達のヤニンさんによるスピリチュアル鑑定
・美味しい屋台料理は美の宝庫―—地元のイケメンとの交流で胸きゅん、気づけばおかわり3皿目
・ムエタイを観戦&体験レッスン―—トキメキながらストレス発散して引き締まった体になる
・絶叫から始めるタイ料理教室——美容によいタイ食材を使いこなし、料理のできる女に生まれ変わる

第三章 「旅女が試した美アイテム、嘘なしトーク」

・【フェイスケア】
・【ボディケア】
・【ヘアケア】
・【お役立ちグッズ】
・【食べ物】

おわりに
・女二人のプチ美をめぐる旅 その1ーーチェンマイの豪華ホテルに宿泊、プリンセルツアーで女である喜びを味わう
・女二人のプチ美をめぐる旅 その2ーー占い師マダム・エヌによる壮大な時空旅行と美しい人生について考える

あとがき


電子書籍特別付録 "タイ国際航空"の現役日本人キャビンアテンダント(CA)の皆さんに聞いた美の秘訣(電子書籍のみ)

 

第一章 「旅でオス化したあれこれ、美(オンナ)を取り戻せ!」 
「美」への道は、タイ国際航空から始まる
──機内からタイがスタート! 女心と旅心を満たしてくれる美しい始まり


 2011年、1年間の旅はLCCに乗って羽田空港から日本をとびたつことから始まった。その後帰国してからも、中東欧や中南米、他の国へ旅はしたけれど、いつも成田空港から出国していた。
 タイ国際航空は、朝10時45分のフライトだ。成田空港なら6時過ぎには家を出ないといけないのだけど、今回は久しぶりの羽田空港だから、出発約3時間前の7時半に家を出ればよい。朝起きてから、ゆとりのある朝に、じわじわとした喜びが湧いてきた。
 今回は、(イメージだけど)あまり男らしくバックパックを背負うのはやめて、優雅にスーツケースで行くことにした。
 といったって、前日パッキングしているときに驚いた。バックパックは入る容量は40リットルほど、とにかく「荷物はコンパクトに!」が鉄則。その癖があったから、圧縮袋を多用して、タオルは薄いものを選び、ドライヤーは不要だし、コスメティックは最小限に……と詰め込んでいったら、中サイズ(約55リットル)のスーツケースの片側が半分埋まらなかった。
 何か入れ忘れているのではないかとそわそわしたから、ムダに洋服をもっと入れることにして、あとはクリナの子供たちにと、日本のお菓子や食材を入れてみた。
 ところが、羽田空港へ向かう電車に乗ってから気づいた。
 がーん……、サングラス、帽子、日傘を忘れたよぉぉぉ。
 誰が、「美を取り戻す」旅だって?
 正直、今の私にはお菓子やふりかけなんかより、一番にスーツケースに入れてこなければならなかった美白レスキュー隊員たち!
 こうなったら空港の免税店で、オシャレなグラサンでも買ってしまおうか。これはきっと、美の神様の仕業よね?
〝いい加減、旅先で買った500円のグラサンは卒業なさい〟というお告げ。

 成田空港ならば、いつも家から東京駅まで45分ほどかけて行き、そこからバスで1時間かかるところ、羽田空港なので家からちょうど1時間で到着した。それも、羽田空港で買うものリストを頭で考えていたら、あっという間に着いてしまった。
 成田空港というのは何度も利用しているし、大変な愛着があって大好きなのだけど、それでも羽田空港国際線ターミナルのスタイリッシュな感じには驚いた。
 2011年の出国は、深夜1時発の飛行機だったから、すでにほとんどの店も閉まり、人も少なく活気がなかった印象があった。
 な、なんなんだ、すごい人!
 ハロー、ニーハオ、アニョハセヨ~。
 ざっと目の前にいる人たちだけで、いろいろな国の旅行者がいるし、活気がすごい!
 人をかきわけ、タイ国際航空のあるIカウンターに向かった。紫を基調としたアジアンテイストなタイ国際航空のデザインは遠くからもかなり目立つ。「こっちにいらっしゃ~い」と呼ばれている気がする。
 紫は、私にとってなんとなく神秘的な色だ。ミステリアスな雰囲気と魅惑的で人を惹き付ける妖艶さがある。

  チェックインカウンターでパスポートを見せて、通路側の席をお願いする。LCCで海外に行くときは、チェックインカウンターは人でごった返し、現地人(タイならタイ人)であふれかえっているところ、その様子はまったくない。ほとんど日本人旅行者か外国人ビジネスマンと見受けられる。
 並び始めて5分ほどで荷物を預け終わり、搭乗券を手渡された。
 さあ、あと1時間ある。その間に海外旅行保険に加入して(これは毎度、どの国でもする)、4階の本屋に行って機内で読む雑誌を選び、出発ゲート、イミグレを通過する。
 意外と時間がなくなり、綺麗に忘れた日焼け(美白)対策グッズはUVカット90%の効果があるという晴雨兼用の折り畳み傘だけ、なんとか免税店の並ぶ土産物屋の中で見つけた。
 あ! オシャレなグラサンを買う余裕なんてなかったけどな~、神様?

 10時5分には搭乗ゲートにいるようにと言われ、時計を見るともう9時55分。そろそろと搭乗ゲートに向かうと、すでに乗客が並んでいて、その列の後ろに並ぶと、すぐに搭乗が始まった。
 個人的に、アジアの航空会社というのは遅れるイメージがあったのだけど、超時間厳守。あっという間に機内へ行けるスムーズな感じが、LCCとも違う気がした。
 LCCは長期で旅行するには安いし便利だから、私もずいぶんと乗ってはきたものの、安い分だけ時間はかかると思っておいたほうがいい。平気で数時間遅れるし、キャンセルもある。
 さんざん遅れたのに、機内で食事がでないからお腹が空いたりもする。もちろん機内で食事は買えるのだけど、LCCは機内食、機内サービスなどすべて排除しているからこそ格安で行けるのに、あえて機内食を買いたくないという変な心理が働いてしまうのだ。
 機内の入り口で、いきなり二人の美人キャビンアテンダントがタイ・ドレス(民族衣装)を着て、ワイと呼ばれる合掌のポーズをしてお出迎えしてくれる。一人は美しいパステルカラーの青のトップスに紫の蘭を胸元につけ、ピンクのロングスカートと合わせていて、もう一人はパステルピンクとベージュの間のようなセットアップをお召しになっている。
 色白の肌、綺麗な二重、長い睫毛(たぶんエクステだけど)、すらりとしたスタイルに、そのタイ・ドレスが合っている。
 思わず、「写真撮らせてください!」と、後から来る乗客が少し途絶えたところで、遠慮もせずお願いしてしまったくらいだ。もちろん、ハニカミながら、笑顔をくれた。
 く~っ。いただきました!
 これぞ、友人がまるで自分の航空会社のように自慢げに話していた、「羽田空港の機内からタイが始まる」ってやつね。それに、「可愛いCAさんに出会える」って、本当だった。
 機内も紫を基調とした内装で、濃い色の紫のカーペットやカーテン、淡い紫やアジアンなシックなオレンジや赤のシートが高級感を漂わせている。
 その中を、何人ものキャビンアテンダントがさまざまな色のセットアップで、タイ・ドレスを着こなして動き回っている。
 ファースト、ビジネスクラスのエリアは、少しご年配のキャビンアテンダントさんが小豆色や抹茶色の上質な大人の色のタイ・ドレスを着用して、紫のゴージャスでソファのようなシートにいらっしゃる乗客にサービスを開始している。

 ここまで異国を感じたり、その国らしさを味わえるというのなら、同じ値段、あるいは多少の値段の差があっても、タイ国際航空を選んで正解だった。
 この旅は、「タイで美を取り戻す」がテーマだけど、それにふさわしい美に囲まれた始まりだし、何より記憶に残る「旅の色」が存在する。どんな旅であれ、私は色の記憶というのが旅の記憶として残ることが多いから、目の前の一つひとつの色を脳裏に焼き付けていく。
 それだけではない。機内で、旅にとって欠かせない〝出会い〟まであった。
 3人席の通路側に私が座り、同じ番号のシートの窓側に座ったのはダンディな日本人のおじさまだった。シートは運良く非常口席にあたり、足下は広く快適なのだけど、映画を観たりするモニターや食事台は足下やひじ置きの中に収納されているから、初めて非常口席に乗ると戸惑ってしまう。ダンディ(と呼ぶ)もご多分にもれず、手こずっておられた。
「あの、それ、ここから取り出すんですよ」と教えてさしあげると、
「ああ、ありがとうございます。ボクね、今回一人旅は初めてでね、いつも仕事だから誰かいるんですけど……」と話し始めた。
 私の父親ほどの年齢で、白髪混じりで笑顔が優しい穏やかな雰囲気の方で、今回はプライベートで来たものの、数ヶ月後にはまたバンコクで働くかもしれないと言っていた。
「キミと同じくらいの娘が二人いて(実際は私よりも年下だった)、彼女たちもボクがバンコクで暮らすことを応援してくれているんだよね。反対されると思ったのに」
「お父さんがいるとバンコクに遊びに来れるからですね!」
「そうなんだよ」と嬉しそうに笑う。
 さらに話をすると、ダンディの奥様は病気で他界してしまい、今は娘たちが彼の老後の心配をしてくれていると言っていた。バンコクに来る前にも、娘たちと家族会議をして、彼のこれからの人生の話を伝えてきたという。
 娘たちとそんなふうにコミュニケーションができるのも、したいことを応援してくれるのも、老後を心配してくれるのも、ダンディが家族を大切にしてきたからだろう。
 と、旅女は話を聞きながら妄想をする。
 これまでまったく知らなかった他人の人生に思いを馳せるなんて、不思議だ。それも旅の始まりという気がする。それが機内でだなんて、なんだか笑顔になってしまう。

 
(つづく・『恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!』より)


「幻冬舎plus」での記事公開予定
6月10日(水)はじめに
6月11日(木)「美」への道はタイ航空から始まる(前編)
6月12日(金)「美」への道はタイ航空から始まる(後編)
6月13日(土)カサカサな肌をひと剥き、さようならオス肌(前編)
6月14日(日)カサカサな肌をひと剥き、さようならオス肌(後編)
6月15日(月)予約の取れない病院で本格的にシミ・ソバカスを撃退 (前編)
6月16日(火)予約の取れない病院で本格的にシミ・ソバカスを撃退(後編)

作品情報
書籍は6月10日より全国主要書店およびネット書店で発売しました。さらに電子書籍も同時に発売。なお電子版は著者が帰国後に追加取材をして執筆した 「"タイ国際航空"の現役日本人キャビンアテンダント(CA)の皆さんに聞いた美の秘訣」を電子版限定特典として収録!  どちらも要チェックです!

恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく! / 小林希(著) 
→アマゾンで買う(書籍版)


恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!【電子版限定特典付き】/ 小林希(著)
→アマゾンKindleで買う(電子書籍版)
 

★がついた記事は無料会員限定

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

おすすめの商品
  • ピクシブ文芸、はじまりました!
  • 文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
  • 無理しないけど、諦めない、自分の磨き方
  • 時短、シンプル、ナチュラルでハッピーになれる!
  • ビジネスパーソンのためのマーケティング・バイブル。
  • 有名料理ブロガー4名が同じテーマでお弁当を競作!
  • ドラマこそ、今を映すジャーナリズム!
  • 砂の塔 ~知りすぎた隣人[上]
  • 小林賢太郎作品一挙電子化!
  • あなたがたった一人のヒーローになるためには?
朝礼ざんまい詳細・購入ページへ(Amazon)
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!