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2000.12.15

アカデミックに"カレー"というものを考えてみる。

シギー&ガース

アカデミックに

 
 どうも!
 シギー35歳です。
 年末になって、ますますカレーが食べられないので困っています。
 げぷー。
 だってカレー忘年会って、みんな嫌がるんだもん。
「飲んだあとの、シメにカレー行かない?」
 って、ちょっと言えないし。
 げぷー。
 きょうはちょっと趣向を変えてアカデミックに『日本人はカレーライスがなぜ好きなのか』(井上宏生著 平凡社新書)という本を読んだ感想を書いてみます。まず、最初に「なぜ」好きなのか、という最大の疑問に、この本は、あまり答えてくれていません。
 で、おもしろくないか、というと、そんなことはなくて、日本人とカレーのつきあいの歴史をまじめに知りたい、と思っている人には、なかなか勉強になります。はじめてカレーを見た日本人とか、はじめてカレーを食べた日本人の話を、どれだけ多くの人が欲しているかは、ちょっとわかりませんが。
 わたしが興味を持ったのは「日本の軍隊はカレーが好きだった」という章で、カレーは軍隊食としてもよく食べられ、戦後、兵隊がそれぞれの故郷に帰って、これを広めたそうです。文化の伝播には、やはり戦争やら軍隊というものが欠かせないんですね。
 あと、まったく知らなかったんですが、かつて(といっても1959年のことです)S&Bから「即席モナカカレー」なるものが発売されていて、これは和菓子の最中の、あんにあたる部分がカレーのルウになっていて、煮込んだ野菜にそのまま入れると、もち米でできたモナカの皮の部分が溶けてとろみになっておいしくなる、というアイディア商品だったらしい。本の中ではこれ写真入りで紹介されていますが、見た目は三角のおむすび形の最中。必見です。このモナカカレー復刻してくんないかな。あしたS&Bに電話してみます。
「なぜ日本人はカレー好きなのか?」
 この本の中では、日本のカレーのルーツは、インドから直接やってきたのではなく、つまりアジア食として日本に伝わったのではなく、イギリス経由の、あくまで洋食として普及したから、こんにちのカレーの隆盛があるのだ、と結論づけていますが、そうかなあ、と思います。だってイギリスではカレーなんて、いまではほとんど見かけないし、インドカレーの店のほうが欧風カレーの店より日本ではずっと多いし。
「なぜ日本人はカレー好きなのか?」
 わしなりに考える、この問いの答えは、日本のカレーがカレーライスだからだと思います。日本の米にカレーをかけてカレーライスにすると、日本の米がうまいからです。つまり、カレー好き、といったって、カレーだけ食べてる人なんてほとんどおらず、パンにつけて食べる人も少数で、やはりカレーはカレーライスじゃないといけないわけで、このライスこそジャパンなんです。米の引き立て役なんです。
 米がうまくなきゃカレーはヒットしません。というわけで、ひさしぶりにカレーライスにGO!

 

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